ゆるい時間が流れる工場

ちょっとお願いごとで、とある工場へ。こうじょう、というよりも、こうば、といったほうがふさわしい。そんな場所でした。お願いごとも、間のかたの口添えもありスムーズに。ありがたいことです。


その工場は、電気モーターに置き換わってはいるんだけども、昔からの平ベルトで並行して機械が設置してあったり、熱源も蒸気スチームだったりと。社屋は外回りこそリフォームいれてありますが、中は昔からのコンクリートうちっぱなしの、飾り気のない、でも手入れの行き届いた事務所でして。いただいた領収書も、昔の社名を斜線で消してつかう、という始末の行き届いたものでした。ひるがえって、とっちらかり、やりっぱなしが身上の、おのれの所業を恥じるばかり。嗚呼。


農家の手取りを増やすため、とは口ばかりの会社が多く見かけるところでありますが、自分も含めまだまだですなあ。


しかし、あのゆるい雰囲気はなんなんだろう。同行の友人もうなずくところ。メカニカルなかちかちという音が郷愁を引き起こしているのか、それともスタッフの皆さんの雰囲気がつくりだすものなのか。はて。