荒尾干潟へ

日曜日は荒尾干潟へ。
通称「やなすい」やながわ有明海水族館の内山さんにお誘いいただいて、荒尾干潟で生き物観察会でした。

 

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「かにやねー、こっちはえびやねー」が限界の父ちゃんです。ワタシハヤサイナラチョトワカル。
しかし先達のあらまほしきことかな。干潟コーディネーター松浦先生の解説によりカニは三種類、エビも二種類見分けることができました。こうやっていろいろ準備していただけると、ただの磯遊びからグレードアップしますね。

 

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有明海の干潟、と一口にいっても、腰までいぼるようなところから、荒尾のようにトラクターが走れるところまで様々なんですね。最初みたときはたまげたわ。なんせ沖合からトラクター走ってくるんですから。対岸は雲仙普賢岳、そして諫早です。

プランクトン、ネクトン、ベントス。諫早関門の話題もでましたが、諫早から有明海への流入量は1%程度。流入量の影響より、むしろ湾の形がかわってしまい、有明海全体の海水の流れ、向きが変わってしまったことが問題なんだと。このへん、もうちょっとつっこんで調べてみたいなあ。

 

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2021年8月に某所で捕まえたヤマノカミ。あそこ、有明海までにまあまあな堰があるはずなんだけど、陸封とかないよね?

ja.wikipedia.org

 

 

ヤマノカミは主に有明海につながる川で生活しています。

でも、産卵場所は有明海。海である程度成長して川に遡るという、うなぎや鮭などと同様の生活体系をもっています。産卵場所は、有明海のカキやタイラギの殻の中なんだそうです。

タイラギは有明海の名産品でしたが、残念ながらほぼ取れなくなってしまいました。タイラギがいなくなる、ということはヤマノカミもいなくなる、ということです。


海と山はつながっちょりますなあ、とあらためて教えていただいた一日でした。ありがとうございます。

 

 

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