蜂蜜の採蜜国表示についてのお知らせ

措置命令:ハチミツ表示巡り 消費者庁、盛岡の養蜂場に /岩手

毎日新聞 2012年09月29日 地方版

 消費者庁は28日、盛岡市の老舗養蜂場「藤原アイスクリーム工場」が販売するハチミツで、実際は外国産との混合にもかかわらず消費者に純国産と誤解させる表示をしていたとして、同社に対して、景品表示法に基づき再発防止を求める措置命令を出した。

 公正取引委員会東北事務所によると、同社が販売するハチミツはビンなどに「品質保証 いわて・もりおか藤原養蜂場」などと、国産と思わせる表記をしていた。しかし、少なくとも10年9月〜昨年12月までに同社が販売した26商品では国産ハチミツを7〜30%しか使用せず、中国やハンガリー産と混合していたという。

 藤原養蜂場は1901年創業で、近年はアイスクリーム販売でも人気を呼ぶ。同社の藤原誠徳・相談役は「14〜15年前から外国産を混ぜて販売していた。県からは2年前、『問題ない』という見解を得ていた」と話す。今後は原産国を表示して販売するという。【宮崎隆】

藤原養蜂場の見解、というかお知らせ

http://www.fujiwara-yoho.co.jp/news/news.html

蜂蜜の採蜜国表示についてのお知らせ

今年も皆様に新蜜をご提供できる時期が参りました。しかしながら、近年の蜜源植物の伐採や、農薬散布による蜜蜂の減少などにより、国内産蜂蜜の生産が漸減する一方、それを補うかたちで海外産蜂蜜が急増しており、我が国全体に占める国内産蜂蜜の消費割合はわずか5%程度となっています。
藤原養蜂場は明治の創業以来、百十余年にわたり早池峰山麓を中心に養蜂を営み、蜂蜜による、滋味豊かで健やかな毎日をお届けして参りました。近年では、増え続けるお客様のニーズに継続的・安定的にお応えしていくために、優秀な国内技術協力養蜂場の純粋蜂蜜や、厳選した海外の純粋蜂蜜(下記参照)も有効に活用させていただいており、このことは皆様にもご周知申し上げてきたところでございます。
藤原養蜂場といたしましては、食の安全・安心への昨今の国民的関心の高まりや、将来的な食品表示のさらなる厳格化・一本化の方向性に鑑み、今後、蜂蜜の原材料名を表示する際には、蜂蜜の採蜜国の表示まで行うほか、可能な限りお客様に誤解を招かない表示をするよう努めて参ります。今後とも、藤原養蜂場をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
<ハンガリーあかしあ純粋蜂蜜>
ハンガリーは東欧の養蜂先進国にして養蜂大国です。ハンガリー産純粋あかしあ蜂蜜は昔から同国の重要な輸出品であり、国家の厳重な品質管理のもと、世界的なブランドとして確立されています。
<中国産あかしあ純粋蜂蜜>
中国は世界最大の養蜂大国であり、近年の養蜂技術の向上には目を見張るものがあります。当養蜂場指導養蜂場である湖北省の陳養蜂グループなどの生産する純粋あかしあ蜂蜜は、日本国内産と比肩し得る品質であり、自信を持ってお奨めいたします。
(2012年9月12日記載)

そういや、蜂蜜には原産国表示の義務ってなかったんだっけかな。
今回は景品表示法消費者庁管轄)での勧告、とのことですが。
これかなー。
http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/yuryo.html


皇居にハチを飛ばして採蜜したり、いろいろとこれまでの功績に対して勲章もらったり。東北ではちみつ、といえばこのひとだっただけに、残念です。

http://www.fujiwara-yoho.co.jp/news/genba.html

藤原さんとこのサイト「現場紹介」とのことですが、ハンガリーも中国も、一言もでてきませんねえ。最低でも7割(まさか皇居で採蜜したやつまでブレンドしてないよね?)ブレンドだった、ということでした。残念、のひとことです。