2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

賞味期限について

牛乳の紙パックは細菌を透過するのだが、パス乳は内部に細菌(乳酸菌等)が少し 含まれているので、細菌の分裂速度が遅い。一方、UHT乳は無菌であるがゆえ、侵 入してくる細菌には極めて弱い。牛乳の消費期限は製造から7日と決められており、パス乳も同…

ホモジナイズ

ノンホモはより自然に近い状態です。ノンホモは脂肪球(小さな脂肪が集まって球状になったもの)を細かく粉砕していないので、静置しておくと生クリームが浮いてきます。ノンホモのほうがホモジナイズに比べて、比較的日もちするんですが、その理由は、“脂肪…

超高温滅菌牛乳(UHT:Ultra high temparature)

沸点100℃前後の牛乳に150気圧の高圧をかけて、120℃ないし130℃で2秒間加熱し、細菌を完全に死滅させる方法である。日本のUHTは海外の基準とは異なっている。国際的には130℃〜150℃で数秒間加熱し、それを滅菌パックに無菌充填して6ヶ月から1年日持ちさせる牛…

レンネットテストについて

___ (レンネットとは、牛の第四の胃からとれる、胃酸の成分)3つの透明なプラスチックコップに、それぞれ同量のUHT乳(120℃あるいは130℃で殺菌したもの)」、「パスチャライズ(63℃30分殺菌)乳」、「生乳」を入れ、そこにレンネットを少量づつ…

パスチャライズ

牛乳の栄養の性質を損なうことなく、有害な微生物のみを殺菌する熱処理方法。フランスの微生物学者パスツールに由来する。63〜65度30分間殺菌が目安。食感的には、どろっと濃い味となる。通常の殺菌方(120〜130度 2秒 UHT方)だと、牛乳のたんぱく質がこげ…

牛乳の現状について

牛乳は大きく分けて 「牛乳」(成分無調整牛乳、産地牛乳など) 「加工乳」(濃厚牛乳、低脂肪牛乳など) 「乳飲料」(栄養強化牛乳、コーヒー牛乳、Ca低脂肪乳など) に分類される。現在、加工乳と乳飲料は、生乳(乳牛から搾った原料乳)を50%以上使…