ホモジナイズ

ノンホモはより自然に近い状態です。ノンホモは脂肪球(小さな脂肪が集まって球状になったもの)を細かく粉砕していないので、静置しておくと生クリームが浮いてきます。ノンホモのほうがホモジナイズに比べて、比較的日もちするんですが、その理由は、“脂肪球を粉砕”していないため、酸化しやすい脂肪分が空気に触れる面積が少なく、酸化しにくいためです。「ホモジナイズ」とは脂肪球を細かく粉砕することです。

「均質化」という意味。牛乳は約3%の脂肪を含み、脂肪は直径約6ミクロンの球
体をなしている。牛乳に高圧をかけ、激しく攪拌(かくはん)してその脂肪球を砕き、
直径1ミクロンまでにする。これによって牛乳の脂肪分の分離を防いで味わいを均質
化し、体内への吸収をスムーズにする。その一方で、ホモをかけると牛乳が酸化しや
すくなり、日持ちが悪くなる。ノンホモジナイズ牛乳は、脂肪分(生クリーム)がビ
ンの飲み口のあたりに固まって、厚さ2センチほどのクリームラインを形成するのだ
が、牛乳はもともとクリームが浮くもので、ホモをかけない製品は生乳に近い自然の
姿に近い。