お茶の箱



とある方から、茶箱をいただきまして。30kgくらいはいるやつかなあ。
お茶屋さんをされていたかたから、もうホームに入るから、と。


側面には古い荷送り票が。緑茶がまだまだ高級品だったからなのか、それともダンボールとビニールが普及したからなのか、見かけなくなりましたねえ。
なにげに出荷主のほうをぐぐってみたら、どうやら茶箱製造元のよう。まだ営業されているのかしらん。



茶箱に詰まった歴史 : 茶業と林業を結んだ産業
http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/・・・/10297/4084/1/091224003.pdf


おもわず読み込んでしまいました。八女や嬉野はお茶を送るときはどうしていたんでしょうかねえ?小麦の産地でもあり、そうめんなどで木箱の需要、技術はあったはずなんですが。「かめ印」の田中製粉さんなんか江戸時代中期の宝暦年間創業、二四〇有余年の歴史を持つっていうからびっくりですよ。


中にはトタンが張ってあったり。杉の継ぎ目は和紙で目張りされてて、それはそれで大切なんだとか。さて、なに入れるかな。