三者三様

ニカワ?柿渋?ベンガラ?ってなもんで。

オーサワが柿渋の取り扱いを。基本、着色と防腐なんですな。
適用先は布、紙、木など。


で、お客さんと話してて、ニカワってあったなー、と。
そういや和傘の防水ってどうしてんのよ柿渋じゃねいやいや防水はないっしょ、と調べてみました。


膠 ニカワ

http://www.cad-red.com/jpn/mt/mdm_glue.html

「膠」は動物の皮や骨などから作られる接着剤で、洋の東西を問わず、太古の昔から木工など様々な用途に用いられてきた。動物の皮や骨等を石灰水に浸けることによって、毛などの不要なものを取り除き、煮て濃縮させ、固めたものである。主たる成分はゼラチンで、不純物を多く含む。不純物が多いほど色が濃く、独特の臭いを発する。牛、羊、兎、または魚などが膠の原料となり、それぞれ若干性質が異なる。また、棒状、板状、粉末状など、さまざまな形状の製品がある。


なるほどねー。「グルー」なんすな。ゼラチンでも代用可、と。ちゅかゼラチンですもんなあ。
そういや、セポイの反乱なんてのもあったな。これもグルーが原因。

http://www.sqr.or.jp/usr/akito-y/kindai/102-19asia6.html


閑話休題


で、和傘(と一口にいっても番傘、蛇の目傘、羽二重などいろいろありますが)の防水は植物油脂、亜麻仁油などが主流のようです。和傘の製造となると、もう20軒ほどだそうで。すでに工芸品の域ですねえ。


ちょっと欲しいけど、ウン十万円の世界なのかな・・・。
あれ?オーダーでもなければウン万円の世界なのねん。

80歳の「傘寿」に和傘を、なんてのもいいですね。


ベンガラも、調べると面白そうだけどお出かけなのでこのへんで。