まず、言葉の確認を

豚インフルエンザ・ウイルス」と「ヒト・インフルエンザ・ウイルス」
違いは「人間から人間に感染する能力」です。その能力を獲得した(なんらかの動物が罹患する)インフルエンザ・ウイルスの変異型は、「ヒト・インフルエンザ・ウイルス」である、と理解されます。
つまり、メキシコで「豚インフルエンザ」として警戒網にキャッチされた「変異した豚のウイルス」が、人間から人間へと幅広く感染を広げてゆく場合、それは人間に感染する能力を獲得した新型「ヒト・インフルエンザ・ウイルス」と認識されるのだそうです。

ウイルスは、現在季節性インフルエンザとして人間の世界で毎年の様に大規模感染を引き起こしている「ソ連風邪ウイルス」と同じ「A/H1N1」というタイプのものですが、「豚と鳥とヒトの遺伝子が混合されている」事がCDCによって確認されていますので、実質は別物のようです。

人間用に現在使われている「ワクチン」はおそらく無効だ、という事が説明されています。

ウイルスは湿気に非常に弱いです。マスクをするのは、鼻や喉の粘膜にウイルスが到達する前に、口とマスクの間に湿度のある空間を作り出して、その間に落としてしまおう、という狙い。ぴったりフィットの立体マスクなんかは、花粉症には有効でしょうけど、ウイルス類にはどうなんでしょうか?そもそも大きさがかなり違うしなあ。花粉はフィルター出来ても、ウイルスはむりっしょ。


ま、メキシコは乾季、日本はこれから雨季ですしね。雨がおおいといいなあ。