「ちょぼくれ」ってなんだー!?

八女の灯篭祭りがこの連休中に開催されています。「灯篭祭りんときは、一日は雨降るもんね〜」と八女の人はいいますが、ちょっと久留米の空模様は怪しいですね。


明日は八女市の明永寺で、花柳寿寛さんがローソクの照明で踊る。この蝋燭のあかりは「和蝋燭」なんです。
先日、NPO法人有明会」のイベントで参加させていただいた山の下草刈。ここで植えている「はぜ」は筑後の特産品で、和蝋燭の原料となります。ちなみに蝋燭だけじゃなく、口紅、クレヨンの原料なんかにもなるげな。

ちなみに、櫨キャンドル作りは今年のまち博イベントであります。

ブログ「松山櫨復活奮闘日記」
http://blog.goo.ne.jp/elster

もう、いっぱいになっちゃったかな?会場は山本町の古民家レストラン「紅い櫨の庵」
http://www1.ocn.ne.jp/~akaihaze/


あ、今週末も黒木町で山の下草刈があります。ご興味のあるかたはぜひどうぞ。

9月27日(日) 黒木町 森づくり参加者募集〜 ハゼ・薮椿の森と産業を育てる〜
http://ariakekai.blogdekoken.jp/article/13525672.html


ほんでもって、ちょぼくれ、ってなんだー!?と。


この「ちょぼくれ」の復活に関わられた「善知鳥吉左」さんのblogからちょっと抜書きすると。
http://ameblo.jp/yameyobanashi/entry-10305895825.html


「ちよぼくれ」は、天保時代の久留米藩制にたいする反抗歌。
幕末、天保15年に久留米藩は藩の財政立て直しのために「大倹令」を発令して藩内の祭りをはじめ庶民の楽しみすべてを禁じた。もちろん、八女の福島八幡宮の燈籠人形もその対象にされた。そこで作者不詳の人物が作った「ちょぼくれ」を歌って八女の若衆は藩を相手に立ち向かったそうな。

風刺の歌だったのですな。なんとなくソウルフラワーユニオンMONONOKEを思い出したよ。いや、むしろラップか?木魚や鉦をつかうらしいし。んじゃ、蝉丸Pかいなw

八女の福島八幡宮の燈籠人形。この八幡様信仰へのバックグラウンドには、提灯、仏壇などの生産技術集団があり、「灯ろう人形」のカラクリ技術があり、生産技術の集積があっての奉納だったんですな。その壮大な背景と、商売繁盛、現世利益を願った八幡様信仰、放生会などの神仏習合。歴史をたどる妙味ですなー。いやあ、風呂敷が広がる広がる(笑)


八女の「ちょぼくれ」
期日:9/22(火)
時間:19:00開場 19:30開演
場所:明永寺 本堂
福岡県八女市西宮野町164
入場料:3,000円(前列指定席3,500円)
定員:100名
チケット販売・お問い合わせ先:八女市横町町家交流館
TEL:0943-23-4311