みてきたよー!

ちゅわけで、mixiのほうから転載。


仕事を終わらせて(正確にはほっぽりだして)八女の明永寺にいってまいりました。お目当ては、八女の福島八幡宮のお祭りの一環で、明永寺の本堂にともされた和蝋燭の灯りで舞う「ちょぼくれ」。


まあ、正直謡い手が高校生だったんで、どこぞに文化祭な雰囲気が漂っていたのは否めませんでしたが(先生のしゃべりも含めて)、あの雰囲気はよかったー!お寺の山門をくぐると、提灯を手にした浴衣の高校生が境内を案内してくれますし、お寺の中も手持ちの灯明で案内してくれます。たどたどしくもはきはきと頑張っている姿はいいもんですな。感想がおっさんだなしかしw


滋賀県で和蝋燭を手作りされてある大西さんのお話も聞けたし、本堂にあぐらかいて境内の灯篭にともる灯りをぼんやりと眺める、なんて体験はなかなかできません。完全な闇、静寂、というものが却って貴重になっているんだなあ、と思いました。


大西さんのお話の中にあったのですが、雲仙は和蝋燭の原料である「櫨(はぜ)の一大産地であり、千本木地区の「千本」てのは櫨がたくさん植わっておったからなんだと。あの地区が被災したさい、一番青ざめたのは化粧品業界の方々だったかもしれない、ということでした。お相撲さんの髷を結う際にも使われているそうな。へええ。


また、中国産との違い、石油合成への挑戦、失敗などなど、興味深いお話ばかりでした。じっくり伺ってみたいもんです。


愛媛の内子地区が「松山櫨」の原産地であったのですが、すでにその技術は失われてるみたい。でも、石畳地区やじゃこてん、カレーなどいろいろと興味深い地域ですね。一度、訪れてみたいもんです。


松山櫨復活委員会の矢野さんのblogもぜひ。雰囲気がよく出てますね。お疲れ様でした。


松山櫨(はぜ)復活奮闘日記 〜八女のちょぼくれ公演〜
http://blog.goo.ne.jp/elster/e/11724df85ec4a4619e501628e660d1e3