貨客混載バス

新幹線物流とか
あったなあ、と思いつつ。
あれは構想だけでおわったんでしたっけ?



岩手県北バスとヤマト運輸、路線バスで宅急便を輸送する貨客混載バス“ヒトものバス”を運行開始

http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/20150603_705232.html

岩手県北自動車ヤマト運輸は、岩手県北エリアでバス路線網を展開する岩手県北バスの路線バスで「宅急便」を輸送する貨客混載バス“ヒトものバス”の運行を開始した。

 貨客混載バスは、中山間地域などで高齢化や過疎化が進む中、バス路線の生産性向上による路線網の維持と、物流の効率化による物流網の維持を主な目的としたもの。現行制度ではトラックは荷物を運ぶ業務、バスは人を運ぶ業務と役割が決まっているが、一定の条件下でバス事業者は少量の貨物を運ぶことができる。

 今回の貨客混載では、バスの後部座席を荷台スペースにした車両を開発し、一定量の宅急便を積載できるようにした。貨客混載を開始する路線バスは、岩手県盛岡市宮古市を結ぶ都市間路線バスおよび宮古市内から重茂半島を結ぶ一般路線バスで導入する。盛岡発の貨客混載バスは、JR盛岡駅東口バスターミナルの7番停留所から出発する「106急行(宮古行き)」で、毎日11時40分発の便となる。開始時は1日1便での運行となる。

中略

これまでヤマト運輸は、岩手県北上市の物流ターミナルから宮古営業所へ大型トラックによって幹線輸送を行ない、さらに宮古営業所から約18km離れた重茂半島まで集配車両で輸送していた。貨客混載バスを使うことにより、物流ターミナルから宮古営業所までの運行途中にある「盛岡西営業所」まで大型トラックで幹線輸送し、同営業所で主に重茂半島行きの宅急便を貨客路線バスに積み替えて、宮古営業所まで輸送する。また、宮古営業所から重茂半島までを「重茂路線バス」で輸送し、岩手県北バスの重茂車庫でヤマト運輸のセールスドライバーに宅急便を受け渡す流れとなる。

中略

両社は今後、岩手県内でヤマト運輸が展開している、高齢者の買い物代行や見守りを行うサービス「まごころ宅急便」と貨客混載バスを組み合わせたサービスの開発も検討しており、中山間地域などにおける課題解決と地域活性化に取り組んでいく方針だ。