低所得者層ほど加工品を買っている


面白い数字が出ていたので。


「<軽減税率>加工食品で逆進性緩和 「生鮮」より効果的」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150608-00000005-mai-bus_all


加工食品を買った際に支払う消費税(税率10%、1年分)の年収に占める割合は、平均年収176万円の低所得世帯で0.96%なのに対し、平均年収1077万円の高所得世帯では0.32%。低所得世帯の方が0.64%分税負担が重い。これに対し、生鮮食品の場合は、低所得世帯が0.58%なのに対し、高所得世帯は0.21%。低所得世帯との差は0.37%分に縮まり、加工食品の方が逆進性が高くなる。

 背景にあるのが食生活の構造的な変化だ。単身、共働き世帯の増加で、弁当や総菜などを買って自宅で食べる「中食(なかしょく)」市場が拡大。手ごろな価格の商品が増え、1人暮らしの高齢者や母子家庭などでも利用が広がっている。総務省の家計調査(2013年)によると、食費に占める弁当など調理食品の割合は平均年収176万円の低所得世帯が14.2%で、平均年収1077万円の高所得世帯(11.3%)を上回る。

中略

加工食品だけを対象とした場合の減収額は消費税率1%当たり2400億円程度とみられる。生鮮食品だけを対象にする場合(1700億円)よりも減収幅が大きく、財源確保が課題となる。


ぜひ世帯年収300〜500くらいの層も調べていただきたい。
時間無いから弁当や惣菜、冷凍食品で晩御飯を構成、つぎの世代はそれをみて育つから、さらにその方向で、と。そういうサイクルに入っていくのかな。
高齢者の単身世帯なんかはしょうがないなあ、と思うのですが、働き盛り二人で稼いで子供そだてて、ってのはどういう食卓の風景なんだろうなあ。