ヌカ床、鰻、焼き魚、味噌汁、ひややっこ

この季節のじめじめをふっとばしてくれそうな薬味。それが山椒。鰻との相性は異常ですな。


7月の上旬に、さんしょをちぎってきました。
雨が一気に降ったため、なりものの野菜がいっきにでてきました。トマト、きゅうり、なすびなどなど。で、ヌカ付けをするお客さんから頼まれてさんしょうを探していたんですが、まーあの土砂降りの雨の中、ちぎってくれる奇特な農家さんもおらんし、お願いもしきらんし(笑)。某山奥までひとっぱしりしてちぎってきました。あ、ちゃんと地主さんに許可もろてますよw




斜面の途中だし、意外と伸びてて上のほうは取れんし、で一時間ほどで1kgほど。梅と一緒で、両手をあけれるような装備をするのがコツですね。しかし、ちまちまちぎっていくのは性にあわんわーw

どうでもいいけど、うーん、ちぎるって違和感あるなあ。梅だと「ちぎる」がしっくりくるんですが、はさみでちょこちょこ切るだけなんですよね。なすび、きゅうりくらいになると「収穫」でいいんだろうけど。


閑話休題


しかし、こういうときは四駆が欲しいですなー。道じゃないとこを雨上がりに走るのは、ちとおっかなかったです。あんだけ山奥だとJAFも来てくれないだろうし、そもそも自分のいる場所を説明できませんw
実は一週間後、またちぎりにいった帰り道、あぜ道で軽バンがスタックしておおごつしたのはナイショ。いやあ、まいったまいった…。雪国生活が長かったので、なんとかなりましたが、油断大敵。


で、面白がって、枝ごととって来たのをふと見たら、実がはじけていました。



本来は、9月くらいに自然と実が熟してはじけるんだそうですね。で、皮を集めて粉末にすると、粉山椒の出来上がりです。 まあ、山椒にもいろいろ種類があるようです。手元の商品を見てみたら「ぶどう山椒」とありました。つやつやした、大きい房を連想させる品種ですねー。
中の実は熟していないせいか、黒いまま。でも、噛んでみるとビリッときます。これはこれで…。佃煮の中なんかにいいのかな。今度つくってみよう。