円形分水みてきたよー

午後からお休み、ってか日曜日なので、あてどもなく走り出す。
なんとなくR57を竹田方面へ。途中、阿蘇神社にお参りしたり、写真撮ったり。


で、ふと看板に惹かれて白水の滝方面へ。住所でいうと、大分県竹田市荻町陽目(ひなため) 難読地名ですなー。昔は川のりが取れるほどきれいだったようです。今はどうなんだろ。


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このへん。r640-r695-農道とつないでいったんですが、途中道が細いので注意。不安になりますw
茶屋の駐車場に車を止めて、徒歩15分くらいでしょうか。サンダルでいくんじゃなかったなー。



大野川源流沿いをぼちぼち歩いていきます。





秋口にきたら綺麗だろうなー。



滝の写真は、まあ現物を見に行ってくださいな。感動的です。


で、円形分水は滝から10分ほど。r8方面へしばらく走ったトンネルの先にあります。トンネル抜けてすぐ左手です。車は道路はさんで右手に10台ほどの砂利の広場が。




正式名称は音無井路十二号分水 (おとなしいろじゅうにごうぶんすい)。大野川水系の大谷川を水源とし、竹田市南西部にある宮砥(みやど)地区等を灌漑するための用水で、音無井路円形分水とも呼ばれているそうです。


「水は農家の魂なり」



右の水路と左の水路で水面の高さがちがうのがわかりますか?右の水路は一番水、左の水路は円形分水によって配分をうけてからの水です。



これが円形分水。中央から水をだして、周囲の小窓の開け閉めによって水量を調整、分配していきます。


平成二年の豪雨、平成5年の台風13号でも被害を。


すぐ下の田んぼでは、黒米が各種植えてありました。朝紫は早稲なのねー。すでに稲穂がたれておりました。


井路通水(円形分水まで) 1892年
円形分水(12号分水)竣工 1934年
総延長13km、受益面積180ha


今から120年ほど前のご先祖様たちは、いったいどういった想いで水を引き、米を作っていたのでしょうかね。



円形分水の記事は、こちらにも。写真がなかなか秀逸。
http://www.itooffice.com/i_web-report/private-museum/enkei-bunsui/index.html


各県の代表的な農業遺構が揃ってます。
http://www.maff.go.jp/kyusyu/nn/history/index.html