清く正しい日本の朝ごはん


糠平の温泉で素泊まり。なんつうか、昭和な香りがする旅館だったのですが、無線LANが通じたのには驚き・・・。


再度村上さんのお宅にお邪魔して、清く正しい日本の朝ごはん。高橋丈夫さんのお米とたまご。村上農場の豆を使ったもぎ豆腐と南都さんの納豆。ヤマムロさんの海苔。ひとつひとつが、しっかり美味しい。日本一贅沢な朝食ですな。ここでうっかりご飯を三杯おかわりして失笑されるの巻。だってうめえんだもん。しょうがないじゃんか。


これが南都さんの納豆。

下仁田納豆」
http://homepage3.nifty.com/NATTOU/mein.htm

いつも底抜けに明るい、南都サンらしい納豆です。
時々、入荷してます。イマドキ、経木につつまれた納豆なんてなかなか無いよ。


で、新得へ移動。


農業組合法人共働学舎新得農場へ。

http://www.kyodogakusha.org/


新造の牛舎の前にて。ほぼ木造です。地下には埋炭してあるそうな。良い「場」を作りたい、との想いから木造にこだわっているそう。「火災保険が高いんだよ、これが!」なるほどねー。

大勢だったので、チーズの加工場はチラ見。ここも木造。かつ、集乳の施設より低いところにあり、自然落下で牛乳を工場に運んでくる、という。ここも極力、原乳に圧力を加えない、という考え方。



残念ながら放牧タイムで牛さんたちはほぼお出かけ。最大傾斜で20度を超える斜面を有する牧場です。保健所の指導で石灰だけ使います、とのこと。飼料はほぼ有機。隣接する広大な農場で有機農産物を生産されてあるんですが、「ほぼ」と書いたのにはわけが。B級品の人参を「つかってくれんの」と持ってこられるんですね。これが有機認証でない生産物。これが原因で「あそこは餌でむちゃくちゃしよる」と噂されたりすることもあったそうです。


チーズ!チーズ!!

チーズ!チーズ!!


共働学舎交流センターの中のレストラン「ミンタル」で昼食をいただきながら、代表の宮嶋さんにいろいろとお話を伺いました。ブラウンスイス牛とホルスタイン牛の乳の違い、ヨーロッパと日本の牛乳文化の違い、食生活の違い、牛乳文化が熟成すると、飲用からチーズなどの加工へと向かうこと、などなど、などなど。「ほんとは一日中でも喋っていたいんだけど」と宮嶋さん。

ちなみに、「ミンタル」とはアイヌ語で「広場」「人の行きかう場所」の意味。


スギャッと北海道らしくまっすぐな道。一般農道(集乳農道)だそうな。