生産の現場からin福岡教育大学 アンサーblog その二

やっとこさ回答編。おそくなりまいた。

  • Q 大量生産の油と、平田産業さんの油。コストの差ってどれくらいあるんでしょうか?

A どんなもんなんでしょうね。店頭の価格でいうと
国産菜種油 非遺伝子組み換え 圧搾法 というスペックで450g 892円
オーストラリア産 非遺伝子組み換え 圧搾法 というスペックで1250g 1155円

安売りのお店はよくわかんないので各自調査よろしくお願いします(笑)

  • Q 体に良い油、悪い油ってのはありますか?

A 基本的に古い油ってのはオススメしません。
あと、油のふりをしている合成油なんかもありますんでご注意を。新しく、きちんとした良いものをひかえめにとれば良いかと。
動物性の「脂」も単純に嫌うんじゃなくて、1〜2割程度に抑えておけばそう悪さはしませんて。

  • Q 遺伝子組み換えの大豆、食べてるとなにか影響はありますか?

A 現時点ではわかりません。というのが正直な答えです。
人間が食べても大丈夫だよ〜、というのが世界的な趨勢かとおもいますが、まあ厚生労働省も人間だし間違いってのもよくやらかすよね、というのもまた正しいかと。
答えは数世代後の人類にでてくるのでしょう。このへんは、多種多様の食品添加物を取ることを控えるスタンスにも通じます。
「わからないもの」を他人を信じてとり続けるのか。それとも判断を延ばして、ひとまずはとらないでおくのか。それはあなた次第ですヨ。

  • Q 表示について、わかりやすくまとまった本、サイトがあれば教えてください

A いやもう、表示って面倒で。コンサルタント会社が出来るくらいですから。あ、もしかしてそのために面倒にしてるのか!(違)

http://www.shokuhyoji.jp/

食品表示検定、なかなかオススメです。現在中級にチャレンジ中。

次回開催予定は第三回が2011年 6月15日(水)、第四回が2011年11月20日(日)とのこと。
http://www.shokuhyoji.jp/html/guidance_m.html


ちなみに、初級が「一般消費者に求められる知識レベル」だそうです。そのへんのおばちゃん捕まえて試験してみいや、んなあほな、って思う難しさですから。
前回落ちた中級、合格率は44.7%とのこと。とほほ・・・。

  • Q 食品を選ぶときに気にしているポイントは?また、表示のどこを見ますか?

A これは仕入れのときの話かなー、それとも買い物にいったときの話かな〜、と悩みましたが。
仕入れのときは、自分が欲しい物ですね(笑)あと、あまり極端にひねくりまわしたような加工をしていないもの。

  • Q 今まで売ってきたパッケージにはどのようなものがありましたか?

A あー、これは面白事例かな、と思いましたので回答票に個人的に書かせていただきました。ここではよう書かん(笑)

  • Q 食品の表示、添加物の表示に抜け道があるのならば、消費者は完全に安全なものを手にしがたいということになりますか?

A どうでしょうか。控えめに書いてあるけれど、実はすんごくこだわっている、なんて商品も沢山あります。
ただ、優良誤認やおおげさな表示が氾濫する世の中、表現に一定の規制が掛かるのは当然かと思います。そんななか、商品の素性を吟味して、店頭でお客さんに伝えていくのが自分達の仕事かなー、と思います。

  • Q 添加物は体によくないんですか?どんなものが悪いんですか?

A んーと、添加物すごいよ!素晴らしいよ!と一時間くらいは喋れる私だったりします(笑)
だってさあ、どんな夜中で田舎でもコンビニがあったり商店があって、いつでもパンやお菓子が必要な量だけ買える。そんな便利な世の中を支えてくれているのが保存料です。
100円も出さずに松茸風味のお吸い物が食べられたり、色鮮やかで美味しそうなハムやソーセージが安価に食べられるのは発色材、膨張材、そのたもろもろのおかげですよ。


というわけで、続く(爆)