生産の現場からin福岡教育大学 アンサーblog その三

というわけで、続きます。

  • Q 添加物は体によくないんですか?どんなものが悪いんですか?

A 前のエントリに添加物の恩恵を述べました。これは忘れてはいかんとおもいます。私はそこまで利用しませんけど、きれいで、べんりで、そこそこのお値段で、というものを求めると、必然的にさまざまな添加物に頼らざるを得ない。

講義のなかでもちらりとお話しましたけど、ひとつひとつは厚生労働省などの試験により、食品として安全性の確認がなされています。しかし、ひとつの食品のなかに複数種つかうのが添加物。その掛け合わせとしては未知数でしょうし、なによりこれまで私達が食品としてとってこなかったような形での摂取形態となります。それを分解したり、吸収したり、排泄したりというかたちで体に余計な負担がかかります。
タバコ、アルコールを健康上の理由で避けるように、私達は添加物も避けたいと思っています。まったくのゼロとは行かないのが現状ではありますが、減らせば減らしただけのものがあると思いますよ。 


Q 私たちになにかできることはありますか?

A ありがとう。そう思ってもらえるのが一番嬉しいですよ。


Q お金ないです。それでも、なんか手ごろなものを手に入れる方法はありますか?

A そうですねー。なるべく、自分で素材から作ってみる、とか。ドレッシングもあれこれ買い揃えるんではなく、手元にある基礎調味料で作れたりしますヨ。


Q コンビニを利用することはありますか?

A 大学のときはコンビニで深夜の店員やってましたよー(笑)
ドライブいった折などには立ち寄ったりもしますね。あと、どんな商品がはやってるのかなー、とか。なんだかんだで、参考になることも多かったりします。

Q 最初から家業を継ごうと思ってたのですか?なぜ、食品に興味をもたれたのですか?ターニングポイントはどこ?

A はて、あれはいつのころじゃったかのう・・・。


大学生のころはさっぱり思ってませんでした(笑) 友人は、私はプログラマになるもんだとばっかり思ってたみたいです。
いろいろな業種のアルバイトやらなんやらしているうちに、なにか人と人の架け橋になるような仕事がいいなー、と思ってみたら、そういえば実家が商売やってるじゃん!と。
「自然食品」っていうと、なんか変で怪しそうな業界だけど(実際、そういう人もいますけどね)、変な嘘をつかなくてもいいし、なかなか面白い世界だなあ、と。
そっから、食品の世界の奥深さに気付き、のめりこんでおります。



Q 鶴久さん自身はどんなことに気をつけていますか?

A 食べ過ぎないこと、ゆっくり食べること、夜はしっかり寝ること。お酒はほどほどに、楽しむことを忘れないようにしています。


Q どんなカンジで仕事してます?

A 息抜きの合間に仕事!といったら怒られますが。
店をやる、ということは結構いろんな仕事の集合体であります。


帳簿をつける、請求書を送る、入金の消しこみをする、仕入れをする、POPを作る、イベントを企画する、消耗品の手配をする、配達する、Blogの更新をする、商品の勉強をする、お店の掃除をする、ごみを捨てに行く、ガソリンを入れる、などなどなどなど。
スタッフさんには毎月給料もお支払いしますし、10年もすれば車も買い替えなければいかんでしょうし、店も20年たつとあちらこちらにガタが。先日はトイレのドアノブ交換してました(笑)


ま、なんでも屋ですよ。だもんで、八百万(やおよろず)のことやります、八百屋でございます、と自己紹介をしています。

サラリーマン時代は営業職でしたけど、売り上げの目標を立てて、時期をみて企画を立てたり売り込んだりして、お金を回収して、という流れでした。結構大変です。
でも、恵まれてたなー、コピー機壊れても、総務に一声かければ翌日には業者手配して直ってましたもんね。
今じゃコピー機壊れた日には、真っ青ですよ。いくら掛かるのかなー、とか。みみっちい?(笑)


とはいえ、ITが廉価に普及してきたので良い時代になりました。
今の規模を今の人数でまわすことは、20年前では無理だったんじゃないかなー。

  • Q やっててよかった!ってのはありますか?

A やはり、お客様から喜んでもらえたとき。生産者から喜んでもらえたとき。そんで、それが利益になったとき。
しみじみと、嬉しいですよ。



と、すっかり遅くなってしまいましたが、今年のお返事はこんなカンジ。
もし、追加で聞きたいことありましたら、コメント欄などでどうぞー。可能なかぎり、お答えします。