お香といえば、線香

そういや、ほっそいから「線」の「香」なのかあ、とあらためて感心したんですが。


「天年堂」さんでお香作りの体験あるんだけど、だれかいかないー?とつぶやいておられた福岡のアロマサロン「かすみや」さんに便乗するかたちでご一緒させていただきました。

http://kasumi-ya.com/

キンモクセイ香水ワークショップ」とかされるんだ!いいなあ。でも女性専用サロンなんですよねえ。
#2010年10月18日追記
ワークショップは男性でも参加可能だそうです。お問い合わせください。


こう、アロマっていうと「癒し」とかスピリチュアルな方向にいきがちなんですが、いやそれはそれで必要で悪いことではないんですが、それ以外の、純粋な「香り」(=アロマ)の知識をお持ちかどうかで、説明の厚みが違ってくるんじゃなかろうかと思うんですけど。
いいなー。楽しそうだなー。

http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/343/
一年間、無水エタノールに漬け込んだキンモクセイとか!とか!すっげー!すっげー!


話はもどって。

材料は、こんなカンジで。っていうか、タブ粉と、牡蠣殻の粉末に香りを染み込ませたものを混ぜて、こねて、整形して、と。そんだけなんですが、意外と楽しい。粘土あそびとか、あんなんに通じますね。

ジップロックに入れて、水をちょっとずつ足しながら揉んでいきます。しばらくしていれば、直接手で揉んでも大丈夫なカンジに。ビニールの手袋もご用意いただいておりました。

クッキーの抜き型や、定規、紐などを使いながら思うようにあれこれと。燃やすだけでなく「置き香」もオススメですよー、ということで形はフリースタイルであれこれ作っておりました。車の中においとこっと。



「練香」の材料セットだそうです。なんでも粉末にしたいろんな香料と炭の粉に、蜂蜜や梅肉(!?)を加えて練り上げ、壺の中などで熟成させた丸薬状のお香。長いと一年とか?えええーー!!

現代では、主にお茶の席でお使いになられるとか。ほおおお。



椿のお香もありました。さすがにこれは椿そのものではなく、イメージを再現されたそう。


とここまで書いといてなんですけど、実は強い香りが苦手で。入浴剤とか死ぬ。洗濯物も、香り付のやつあるじゃないですか。石鹸の香りは平気なのにねえ。
でも、作ったお香を自室において外出してたんですけど、帰ってくると「ふわん」と香りが。あれはよかったなー。


二日ほど陰干ししたあと、二〜三ヶ月は楽しめるそう。
直接火をつけるだけでなく、置いてみたり、塗るお香なんかもあったりして。いやはや、勉強になりました。奥深くて楽しいねえ!

#2010年10月18日追記
かすみ屋さんもblogにアップされたそうです。
http://kasumiya.blog.shinobi.jp/Entry/456/
ぜひ。


最近はお仏壇のある家もすくなくなり、日常的にお線香をつかうこともすくなくなりましたが、香りの記憶ってありますよね。ぜひ、日常に取り入れてみてほしいもんです。


天年堂

http://www.tennendo.jp/

駐車場は裏手にひろびろとあります。JR南久留米駅すぐそばです。事務所の一部をショップにしてありますので、一度お電話されていかれるといいかもしれません。


〒839-0862
福岡県久留米市野中町1526
TEL:0942-35-1050
FAX:0942-32-9145


参考:水車製粉と山のなかでの暮らし
二月に、杉の葉とタブを水車動力で製粉されている馬場さんを訪ねてきました。

http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20100217