今年もお世話になりました

今年も無事、なんとか過ごすことができました。
商売的には厳しい一年となりましたが、さまざまな出会い、笑顔に助けられ、無事に過ごすことができました。


2010年の1月から3月は、福岡教育大での講師、「第17回 火の国九州・山口 有機農業の祭典」の事務局(のお手伝いの下っ端)として走り回っていましたね。正食協会の岡田元会長の出版記念パーティ@佐賀おひさまもこの時期でした。スーツ着てたんで、自己紹介するまで「だれじゃろか?」という雰囲気で、ああやはり俺は前掛けしとかんとわかってもらえないんだー、と僻んだのはいい思い出w
食の目利き検定初級受験、立花の馬場水車製粉さんの見学などもこの時期でした。

  • 馬場水車製粉にお邪魔してきました

http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20100217/

このとき拝見した水車という、筑後地方の稲作文化を支えた「文化」に触れることが出来たおかげで、4月にお邪魔した「杜の蔵」さんのさなぼり焼酎見学へと、また10月のお香作り体験などにもつながりました。

  • 2010-04-07 粕取り焼酎と筑後の農業文化

http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20100407

4月から6月は、積極的に外に出た時期だったのかな。杜の蔵さん見学、東京での若手店舗経営者(!)勉強会、ついでにアースデイ東京に行って来たり、甘木の平田産業さん再訪、大川の庄分酢さん再訪、福井のマルカワ味噌さんとばったりお会いしたのもこのときだったかな(笑)

  • 2010-04-25 酢屋商店 蔵開き

http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20100425/


そうそう、5月に鹿児島で鰹節とお茶の現地検討会があったんですけど、そのエントリーかいてないですね、俺。うひゃー。口蹄疫の関係で検問がきびしかったのを思い出します。あと、デジカメのバッテリーを忘れて、写真がほとんど無いんだよね…。坊津の高橋君、元気してるかな。


今年は、梅が悪くてしんどい年でした。4月に雪がふるんだもん・・・。お野菜もそうですけど、受粉の時期に天候が安定していないと、「虫媒」といいますけど花は咲いても花粉が来ない、結果実がならない、という。


そうそう、はじめてエツを食べたのも6月だったなあ。


7月からはわりと平穏無事なカンジで(笑)
勉強会があったり、椛島のおばあちゃんが亡くなられたり。

  • 2010-07-02 追悼:椛島千枝子さん

http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20100702/

松下政経塾の福岡一日勉強会があり、そこでいい刺激をいただきました。まだ実を結んでいないプロジェクトもありますが、腰をすえて頑張っていきます。


9月はまたあちらこちらに。野草の勉強会や、宮津での飯尾醸造さん見学、そして馬の屠畜現場を見学させていただいたり。個人的には組合の会計監査を仰せつかったりなんだりと、久留米と福岡をうろうろ往復する毎日でした。

  • 2010-09-21 馬の屠畜現場見学記

http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20100921


10月に入ると海苔のシーズン。

  • 2010-10-07 今年もやってまいりました海苔シーズン

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12月には、出水の海苔も見学、体験してまいりました。

  • 2010-12-20 出水 海苔収穫体験

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栗拾いも楽しかった!出るときには大雨で、あちらについてもまだ降り続いていたんですが、しばらくしたら少し青空がでるほどに。拾い終わってお風呂に入ってたらまただだ降りになって、というよいタイミングで過ごすことができました。


なかばには、天年堂さんでお香作り体験なども

  • 2010-10-14 お香作り体験

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ここでもやはり、馬場水車製粉さんの話題がでたり、瀬高の内野さんのお話がでたり。志あるひとたちは、みなつながっておられますね。

11月はまあぼちぼちと。熊本有機フェスタでこんにゃく作ったり、食の目利き検定中級を受けたり。こちらはまだ結果が出ておらず、ドキドキ。60点くらいまでは自信あるんだけどなー。70点が合格ラインなのよね・・・。

12月は雲仙での現地検討会、また望診法の勉強会で毎月北九州へいったり、忘年会が入ってきたりと(笑)なにかと慌しい月でした。プリンタ壊れたりとかさー。餅つきで雪がふったりとかさー。



こうやって振り返ると、ずいぶんあちらこちらに伺ってますね。皆様、お邪魔しました。夏にはお店の外装しっくいの塗りなおしなどもありましたし、倉庫のほうもすこし改装しました。来年は店舗にすこし手をいれていきたいです。もっと気軽にきて頂ける、そして現場の想いを感じていただける。そんなお店でありたいと思います。


年々、お会いしたいと思っても、もう2度と会えない方が増えるようになりました。自分がそういう年齢になってきたのでしょう。また、それにあわせて自身の歳と積み重ねた歳月を感じるようになりました。
現場でさまざまなことを教わったかたへの最大の恩返しは、次の世代へ「その想い」を伝える事、自身がお世話になった以上の事を、次の世代へ残す事。それを意識して仕事にあたろう、そのための方法論などを考え出した一年でした。


全ての活動は、どこまでいこうとも無限に自己満足なのですけれども。
その自己満足で繋がる未来があれば良しとしたいと思います。


まだまだ食と命をめぐる旅は続きます。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。


すこし早いですが、どうぞ良いお年を。