でこぽんと不知火、ミカンとみかん

これまた、表示のお話というかなんというか。

  • 「みかんジュース」と「ミカンジュース」の違いは?

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1582592.article.html

食品表示をテーマにした講演会が、佐賀市のiスクエアビルで開かれた。佐賀大学経済学部の岩本諭教授が、「みかん」ジュースと「ミカン」ジュースの表示の違いが意味するものなど、具体的な事例を示しながら、食品表示の見方を解説した。

 岩本教授はみかんジュースとミカンジュースの違いについて、平仮名と片仮名の表記上の違いだけではなく、「みかん」は国内産、「ミカン」は外国産か、外国の原材料で作ったものと説明。「法律にはないが、メーカーや販売店にとっては”常識”。だが、消費者は知らない」と指摘し、表示を読み解く力をつける大切さを話した。

 また、ペットボトルや缶入り茶の原料名にある「ビタミンC」については、「健康にいいから入っていると勘違いする人も多いが、実際は酸化防止剤」と解説。「表示には、正確性と過不足なくという視点が欠かせない」と語った。

ほかにも、いろいろあるのかなー。あったなあ。くず粉の話とか。


「本物の葛」ってなんだろう。
http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20090829/1251771340

蜂蜜にかんするグダグダなあれ
http://d.hatena.ne.jp/wwwkurashijp/20090428/1240899344


こういった表示は「業界団体の自主規制」によって定められることが多いのですが、どうも消費者の感覚と結びつかないことが多いですよねー。そらまあ、業界の都合、といいきっちゃナンですが、消費者が分かりやすく、とはなかなかならんもんなあ。まあ、食品の加工が高度になり、消費者の理解をこえるものが流通していたりしますからねえ。


と、不知火を食べながら思ったり。え?不知火をご存じない?


品種名が「不知火」なんですなー。ベースは清見とぽんかん。
で、デコポンは商標登録。JAで糖度と酸度を計り、一定値をクリアしたもののみが「デコポン」を名乗って出荷されます。今時期は露地物が出てきてあまーい香りが店頭に。今時期のオススメです。