大宰府 みつよしフーズのはちみつ偽装

まあ、中国産を混ぜて(それはよくあることだけど)、国産として売ってました、と。
色をととのえる、ねえ・・・。



以下、メモ

http://www.pref.fukuoka.lg.jp/f17/houdouhachimitu2013.html

「(有)みつよしフーズ」によるはちみつの不適正表示に対する措置について

概要

1 「有限会社みつよしフーズ」(太宰府市御笠3−3−11。以下「みつよしフーズ」という。)について、次の事実を確認した。
(1)原料の国産はちみつに、約2割の中国産はちみつを混入した商品を製造し、産地を「国産」又は「国内産」と表示して販売した。
(2)産地を指定せずに購入した国産はちみつを原料として製造した製品に、根拠もなく「熊本」及び「福岡」と表示して販売した。
2 このことは、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(以下「JAS法」という。)に基づく加工食品品質表示基準に違反する(産地名を誤認させる表示等の禁止)ことから、本日(2月14日)、「みつよしフーズ」に対し、JAS法第19条の14第1項の規定に基づく改善の指示を行った。
 また、同行為は、「不当景品類及び不当表示防止法」(以下「景品表示法」という。)第4条第1項第1号に違反する(商品を実際よりも著しく優良であると誤認させた)ことから、景品表示法第7条の規定に基づく改善の指示を行った。
1 経緯

(1)平成24年9月13日、県内の小売店で販売されているはちみつの原料原産地の疑義について、九州農政局福岡地域センターに情報提供があり、同日、その情報が県に回付された。
(2)県は、福岡市内の小売店で販売されていたみつよしフーズの商品を買上げ、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(以下「FAMIC」という。)に対して、成分分析を依頼。
(3)県は、原料原産地の表示状況を確認するため、11月21日にFAMICとの合同調査を実施、また、11月22日、1月23日、25日、30日に県単独で調査を実施した。
2 調査結果

(1)みつよしフーズは、少なくとも平成22年7月1日から平成24年12月31日の間、原料の国産はちみつに、約2割の中国産はちみつを混入した商品8,182kgを製造し、産地を「国産」又は「国内産」と表示して、県内外の卸売業者又は小売業者に販売するとともに、一部を店頭で一般消費者に販売した。
(2)(1)で販売した商品は次の4種類、販売数量は少なくとも次のとおり。
  ア「太宰府 豊かな大自然の恵み 純粋国内産蜂蜜」 2,700本 1,620kg
  イ「芳醇な味と香り 国内産純粋はちみつ」       15,155本 4,546kg
  ウ「九州のはちみつ 熊本みかん蜜」           4,396本 1,319kg
  エ「九州のはちみつ 福岡れんげ蜜」           2,322本   697kg
(3)(2)のウ「九州のはちみつ 熊本みかん蜜」及びエ「九州のはちみつ 福岡れんげ蜜」については、産地を指定せずに購入した国産はちみつを原料として製造した製品に、根拠もなく「熊本」及び「福岡」と表示して販売した。
3 措置

 みつよしフーズが行った行為は、JAS法第19条の13第1項の規定に基づき定められた加工食品品質表示基準(平成12年3月31日農林水産省告示第513号)第6条(2)及び(3)の規定に違反する(産地名を誤認させる表示等の禁止)ことから、本県は2月14日、みつよしフーズに対し、JAS法第19条の14第1項の規定に基づく改善の指示を行った。
 また、同行為は、景品表示法第4条第1項第1号の規定に違反する(商品を実際よりも著しく優良であると誤認させた)ことから、景品表示法第7条の規定に基づく改善の指示を行った。(別紙参照)


http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130215ddlk40040329000c.html

産地偽装:県、蜂蜜の販売会社に改善指示 中国産混合を「国産」表示 /福岡
毎日新聞 2013年02月15日 地方版

 県は14日、中国産蜂蜜を混合した商品を国産と表示するなどした販売会社「みつよしフーズ」(太宰府市、石内金市社長)に対し、品質表示適正化法(JAS法)や不当表示防止法に基づき改善を指示した。1カ月以内に文書による改善報告が求められる。

 県食の安全・地産地消課などによると、同社は10年7〜12年12月、中国産蜂蜜を約2割混入した商品8182キロを製造し、「国産」「国内産」と表示して九州・山口の18業者に300グラム入り525〜920円で卸した。一部商品には根拠なく「熊本」「福岡」などと表示して販売した。

 昨年9月、消費者から「価格が安いが本当に国産なのか」との指摘があり調査。商品を成分検査したところ、中国産蜂蜜の混入が確認された。県の聴取に対し、同社側は「国産が手に入りにくかった。色を整える目的もあった」と釈明したという。【林田雅浩】