オーサワジャパン様の主催で「廣八堂」様の鹿児島工場を見学させていただきました。
奥にどどんと鋼鉄製のコンテナが。あれ一個で800kgほどの原料が入るそうで。
これが葛。正確には葛の根っこです。これからでんぷんをとり、精製するとくず粉、となります。
って、これで終わってもなんなんで。
細かいフィルター。根っこを刻んで水で洗って、と数段階にわけていくんですが、やはりフィルターも数段階にわけて細かくなっていきます。もちろん、金属探知機も数箇所に。
食品工場ですので、特にコンタミネーションには気を使っておられます。
帽子、マスクはもちろん、エアカーテン、トラップも各所に。
モデルは鹿児島で有名な角屋敷先生（笑）
精製に精製をかさねた葛。これは乾燥前の状態。
乾燥室の中で風を待つ葛。10〜14日かけて細かく温度管理をしながら乾燥させていきます。
１キロの原料からできるのは100ｇ前後。
くずねりをいただきました。くずと、ほんの少しのお砂糖だけ。おいしい！
おまけ。これはわらびの根っこ。わらび粉になります。これまた、この時期だけのお仕事。春になって地上部を私たちは食べますが、そのころには地下のでんぷんは全部つかわれてしまってます。
しかしまあ、水の豊かなこと！なんせ、一日800〜1000トンちかくの水を使うそうです。すべて地下水。わお！
