小麦に関する小さなメモ


最近、某社からFAX。事業縮小に伴い、食品から撤退します、するったらするの!やめやめ!とのこと。これにより、一部商品が欠品、終売となります。代替品はなんとかあるんだけど、値段も上がるし味も変わる。これはちょっと痛い。


また、別の業者さんからも、小麦関連製品の値上げのお願い、というか決定のFAXが。
なたね、だけじゃねえのかよー。

  • 国産小麦は、播種前契約(小麦の種を蒔く前に欲しい量、品種などを契約)であり、入札で決定されている。
  • じゃあ、その価格ってのはなにを基準に入札するのか、というと前年度対比で基準価格を決める。で、その基準価格のプラマイ%で入札してね、と。ちなみに、今年の基準価格は去年の+30%、そのプラマイ7%、とのこと。つまり、139%で入札せざるを得ない状況。
  • 去年は、輸入小麦の価格がえらく高沸。原油も上がっていたし、諸事高沸と違和感なかったけど、今では輸入小麦、原油ともに価格が落ち着いた状況。相対的に、国産は高値感ありあり。
  • ちなみに、輸入小麦の価格決定は半年に一度、直近8ヶ月の状況により農林水産省が決定。


ちょっとわかんないとこも多いので、週明けにでも問い合わせてみようかな。いったいどこに入札してるんだろ。やっぱ農協?



そういえば、某メーカーの国産てんさい糖も終売のお知らせ。年に一度、特定の大規模な工場(まあ、ホクレン(正式名称:北海道農業協同組合連合会)と、その関係会社が一手に担っておるわけですが)が、どかっと作って(原料の保存がきかないもんね!)、販売なわけですが、産地の競争、生産者の競争もないので結果各問屋、メーカーに割り当て制。また、バイオ何とかで、燃料に転化したりする影響もあるみたい。まあ、補助金もつくし、高く売れるほうに売るわな。それが資本主義ってもんです。
とりあえず今年分は確保したけど、さて来年どうするかなあ。

甘味、って重要なのですよ。美味しい、という要素のひとつであるし。もちろん、とりすぎ注意であるし、少量で影響の出やすいものですから、体調に不安のあるひとは注意してとるべきなんですが、だからこそ、良質なもの、身土不二的なものを選んでいきたいなあ、と。ほんのわずか、でしたら体を温めてくれるけど、過ぎると冷えの原因になったり。そういう意味では、国産の甘味である甜菜糖、ってのは品揃え的にほしいなあ、と思ったり。



十勝のてんさい畑。


#12月3日追記

ラーメン類も値上げとのFAXが・・・。

別途参考:小麦について(桜井食品)
http://www.sakuraifoods.com/nojo/komugi.htm


甜菜糖のつくりかた(ニッテン)
http://www.nitten.co.jp/column/manu_2.html