川茸の加工、というか手間というか

スイゼンジノリが自生しているところをご案内いただきました。




昔は一本の川で一軒だけ採集するのが許されていたのですが、まあ時代の流れもあって新規参入があり中央でわけたそうです。
ぽつぽつと植わってるのは「せきしょう」という草。あれも薬草なんだよな・・・。



このせきしょうがないと、川茸は流されてしまうそうでw
せきしょうに添うように、ふわふわと黒く見えるのがかわたけ。




これをザルですくい集め、きれいに選別していきます。この選別がたいへん。さまざまな藻や浮き草なども混じってくるので、すべて手作業でえり分けていきます。
近所のおばちゃんたちが、じーっと手を動かしておられます。



こちらは板のり、というか板川茸か(笑)
前のエントリでも書きましたけど、「壽泉苔(じゅせんたい)」という商品名。
素焼きの瓦、というか板の上に刻んだかわたけを広げて均一にならし、乾燥させてという工程。



柱にひっかけてあるのは型枠。当日の湿度、気温にあわせてかわたけの盛り具合をかえていきます。



奥の乾燥場には、昔の風景がありました。



一部工程では動力がはいったり、竹がプラスチックにはなっていたりしますけど、ほんと変わらない風景です。