黄金川の水源地へ

それは豊富に湧き出る古処山系の、本当に水の豊かな場所でした、と書きたかったのですが。



20年まえは、川だったところ。




井戸を掘り、地下水をくみ上げています。月にウン十万の電気代が・・・。



一枚だけ、でかい写真をアップします。
写真中央、山腹に見えるのが寺内ダム筑後川水系では二番目の高さを誇り、1978年(昭和53年)に完成しました。
その手前、車が走っていますが大分自動車道。こちらは1987年開通です。

井戸を掘られたのがいつのころかお伺いしそこねましたが、やはり大きな影響があったようです。そりゃそうだろうなあ。
あれだけの山があり、そこに降った雨が木を伝って地下にしみ込み、朝倉の平野を潤していたんですから。
そこにダムができ、水は福岡市へとパイプを伝って送られ、自動車道建設時には地下へ薬剤を送り基礎を固めるわけですから。


ご案内いただいた途中でビデオを拝見、先代社長が地元の小学生といっしょにかわたけの採集をしているシーンがありましたが、それが一枚目の写真です。


近隣に住宅街ができ甘木朝倉が発展していくにつれの水質悪化もあり、生産量は2000年頃で180トンあったものが、今では20トン内外とのこと。
いつまで、私たちはかわたけを楽しむことが出来るのでしょうか。


実は、蔵肆の近所でも30年ほどまえまで「かわたけ」の栽培があっていました。
というわけで、つづく。