桶なのか、樽なのか


先日ご飯たべながら中年三人で醤油話に花をさかせておりましたら、そこのご主人が、樽があるんよ、と。


なんでも、海軍御用達で、昭和天皇・皇后にご賞味いただいた宮内省献納(昭和3年1月)の蔵元の小売店舗に据えていた六石桶、五本の内の三本、だそうです。吉野杉の正目板に蔵の桶・竹職人が作り上げ、漆掛けしたもの、と。
たぶん、店頭で飾りにつかっておられたんでしょうね。じゃなきゃ、漆はかけんよな・・・。酒屋さんかな。


http://www.nihon-mokuso.co.jp/index.html



帝国ホテルや羽田空港の水タンク、木製なんだそうです。ステンレス製やFRP製より耐久性・断熱性に優れておるそうです。藻類もつきにくく、より衛生的とのこと。


樽と桶の違いも面白いですね。蓋がついてる、ついてない、ってだけじゃなかったんだ。このあたり、現場でいろいろと伺ってみたいものです。