22頭目のBSE牛、初めて肉骨粉使用を確認…農水省

(2006年2月9日13時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060209i206.htm

国内22頭目のBSE(牛海綿状脳症)感染が確認された北海道内の雌の乳牛(5歳4か月で死亡)について、農林水産省は9日、牛から作られた肉骨粉が飼料として与えられていたことを確認したと発表した。

 肉骨粉はBSEの有力な感染ルートと見られているが、感染牛への使用が確認されたのは初めて。

 同省によると、飼料は札幌市内の業者が販売していた、商品名「CPサプリメント」という混合飼料。鶏や豚、牛などが原料で、肉骨粉が2001年10月から使用禁止となったため、現在は製造されていない。今回の感染牛は2000年9月生まれで、規制の前に与えられていた。

 一方、北海道BSE対策本部では、この牛と一緒に飼われるなど関連の深い牛45頭を同日、疑似患畜に指定した。感染の有無などを調べたうえで焼却処分する方針。同本部は「肉骨粉が直接の発症原因かは分からないが、今後の原因分析などにつながるのではないか」としている。

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