JAが損失補てん 10億円超



ついでに、というわけでもないんですが、立ち入り検査でいろいろでたんでしょうか。
大阪のジャット、吹田市の中田商会、富山市の富山魚糧三社に出荷停止、と。


株式会社ジャット、株式会社中田商会及び富山魚糧株式会社の生産した肥料への対応について
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/151211.html

農林水産省は、株式会社ジャット、株式会社中田商会及び富山魚糧株式会社が国に登録・届出を行い生産・販売していた普通肥料について、原料の種類の記載が不適正な肥料などを確認しました。これを受け、農林水産省はこれら3社に対して、肥料の保証票の記載を改めるまでの間の出荷の停止等の指導を行うとともに、肥料取締法に基づく報告徴収を実施しました。
なお、安全性に懸念のある原材料が使用されていないこと、立入検査において収去した肥料を分析した結果、重金属等が公定規格で定められた上限値を十分に下回っていたことから、当該肥料を施用したほ場で生産された農作物の安全性に問題はありません。
1. 経緯

平成27年11月5日、全国農業協同組合連合会(以下「全農」といいます。)は、取引のある業者に対し調査票を送付し、肥料品質管理実態に関する調査を実施している旨を公表しました。
農林水産省は、全農の調査を契機とした疑義情報に基づき、肥料取締法(昭和25年5月1日法律第127号。以下「法」といいます。)第30条の2第2項に基づき、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(以下「FAMIC」といいます。)に対し、株式会社ジャット、株式会社中田商会及び富山魚糧株式会社への立入検査を指示しました。

「肥料の原料」偽装表示 ジャット、伊達の工場で製造

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151212-035023.php

農林水産省から同工場で生産されている原材料の表示に偽装の疑いがあると連絡を受けた県が同日、工場を立ち入り検査した。原材料などが記された伝票などを調査したところ、県が肥料として認めていない家畜用の「大豆油かす」などを使用していることが判明。このため県は同工場に流通の停止を指示、商品の自主回収を指導した。


不適正表示で肥料メーカー3社に出荷停止を指導
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151211/k10010337641000.html

株式会社中田商会に関しては詳細でてないなあ。Webサイトが無いという。
カドミウム及びヒ素の分析を実施した結果、これらの重金属等の量が公定規格で定められた上限値を十分下回っていることを確認、ってなんかあったんすかね。


富山魚糧株式会社に関しては、Webで詳細だしてらっしゃいますね。
配合したものを重量順に書いていなければいけないのに、肥料設計書に書いた順に表記していました、と。動物かす粉末類〈蒸製毛粉、蒸製皮革粉〉とか、骨粉質類〈肉骨粉、蒸製骨粉〉とか、なんかすんごいの入れてますね。まあ、牛の飼料なんかにもはいってます。はい。
よくある、といってはナンですけど、書く順番まちがっちゃいました、というくらいでしょうか。成分配合の計算まちがってましたー、ってのはいただけないですけど。



(1)有機JAS関係
上記の立入検査を踏まえて農林物資の規格化等に関する法律(昭和25年法律第175号)に基づく報告徴収を行い、実際の原材料に反して有機農産物の日本農林規格(平成17年10月27日農林水産省告示第1605号)上使用可能として販売された可能性がある肥料1銘柄について、本日、念のため、登録認定機関に対し情報提供を行い、仮に当該肥料を使用していた認定事業者がいた場合には、有機JASマークの除去等を要請するよう通知しました。
(2)特別栽培農産物、環境保全型農業直接支払交付金関係
株式会社ジャット、株式会社中田商会及び富山魚糧株式会社が生産した肥料の窒素全量や化学肥料由来窒素量について、肥料の生産業者及び販売業者が公表することとしています。農林水産省は、公表され次第、特別栽培農産物及び環境保全型農業直接支払交付金の要件を満たしているかの判断に資するよう、都道府県等へ情報提供することとしています。

このへんが、なあ。みな、頭をさげて嵐がすぎるのをまっている雰囲気があったりなかったり。