ちょっと面白かったのが、アメリカの葛事情。
Kudzuはアメリカのクズ 〜セルポアカフェ
http://www.selpoi.jp/pc/cafe/no26.html
元々、葛は1876 年にフィラデルフィアの独立百年祭博覧会の展示用に日本から運ばれたんだそうです。その後1900年代初め、アメリカでは日本や中国から土砂流出防止と土壌改良を目的にわざわざ輸入しました。「土砂流出防止」としては、農地なんかでKudzuを一直線に植えると自然のバリアになって大雨が降っても土砂が流れ出さないので便利だと植えられたということです。また「土壌改良」としては、葛の豆果を土に混ぜると土壌中の窒素が増えるから、ということで使われました。大恐慌のときには、Kudzuを植えると政府が報奨金を出していたというからスゴいです。
ところがKudzuはあまりに成長が早くてどんどん増えました。しかも、どうやら南部は生育に適していたらしくて、アメリカ南東部全域に蔓延（はびこ）るようになりました。で、いつしか“侵略的外来種”と分類されるようになってしまった−−というわけなのです。
ひょえー。そんなに繁殖力が！そういえば、高速の路肩でみかけたなあ。
ちなみに、日本における北限は竹と同様、青森らしいです。
