玄米の炊き方あれこれ

やー、一口に玄米つっても、どっから切り込んでいけばいいやら・・・。
うん、まあ、玄米だよ。玄米。発芽玄米は、今回はおいとこう。


なんで玄米たべるのん?とか、そのメリット、デメリットは?とかも置いとく。旨いから。いじょ。


で、炊き方。これもまあ、千差万別。主に使う調理器具。
多分、うちのお客さんだと圧力釜でちゃちゃっと、という人が多いだろうし、個人的には土鍋最強説(マスタークック最強。マジでおすすめ。)、世間には炊飯器なるものが売られてはいるし、まあうちも発芽玄米も作れる奴(圧力名人ね。これもそこそこの値段ながら上手に炊いてくれます)もあるし。

で、だいたいすべての前提条件において「浸水時間」というのがあって、まあ夏場で4時間、冬場で8時間とか炊く前に米を研いで、水につけておかなきゃならない。これをサボると、あまり美味しくない玄米が炊き上がって、「玄米マズイ!」となってしまう。白米だと、ぽんと洗ってざっと炊いてもそこそこ(白米なりの、だけど)旨いんだけどね。まあ、手抜きは心抜きでござる。


で、友人と話していて、この炊き方知ってる?と教えてもらいました。

http://cookpad.com/recipe/339419


ほうほう、浸水の時間がいらんとな・・・。圧力鍋もいらんとな・・・。ステンの鍋でいいとな・・・。


ちゅうわけで、台所でごそごそ。


強火は、鍋からはみ出ない程度の炎で。全開じゃなくて。たしか、この鍋23cmだっけかな。

レシピどおり、水は1.2倍。拝み洗いして、手前のステンの鍋で炊きました。 いつもは奥の白い土鍋。
一度ほぼ水分無くなって、二度目の水を入れて10分くらいで「かに穴」ができたのを確認。
水分がほぼなくなったのでほたる火(最弱)にして5分。
そっから蒸らして5分。もうちょっとほたる火が長くてよかったかも。

土鍋だと、これくらいの時間で、あとは余熱で水分飛ばせると思う。



結論から言うと、炊けた。けど旨くない。

いつも使ってる水、そんで久保さんの米なんだけどなー。朝も食ったから(炊いたのは一昨晩だけど)、よけいに際立つまずさ。しくしく。なんつうか、適当な圧力釜で炊くとこんなカンジ。玄米は玄米なんですがね・・・、と微妙な笑顔しちゃいます。


確かに、火は通ってるんだけど、なんつうか旨みと甘みがないのよ。
これは、ステンの鍋でやったからかも。


後日土鍋で再トライしてみます。
あと、浸水させてステンで炊いてみよう。


しかし、なかなかおもしろいね、これ。
秋田地方に江戸時代から伝えられてきた玄米の炊き方だそうな。精米の技術が発達していなかった時代。また、精米して目減りするのを嫌った時代のテクニックだったのでしょうか。そういえば、我々はいつのころから精白して米を炊くようになったのかなあ。


ちなみにお米豆知識。玄米を白米にすると、約9%減ります。だもんで、普通白米の値段は一割ほど(機械代もありますしね)高くなります。


うう、はらへった。