腸は第二の脳でもあります、と


病は胃腸から―「腸の脳」に注目

http://jp.wsj.com/Life-Style/node_376807


食道や胃腸が消化以外の多くの身体機能に影響を及ぼしていることを示す研究が増えている。骨形成や学習、記憶、さらにはパーキンソン病といった疾病と消化管の健康の興味深い関係が研究で明らかになってきた。最近の研究では、胃の不調や腸内細菌がうつ病や不安神経症を促している可能性のあることが少なくともマウスの実験で分かった。


こう、神経の系統とか自律神経、副交感神経とかいうと「脳」を中心にざーっと全身に広がっていたイメージなんですが、実際は結構ちがうよ、と。
腸の回りの神経系統は、独自のネットワークにより肺や心臓などの臓器にも接続しており、ホルモンや神経伝達物質を介して協働作業を行っているよ、と。
脳ですべてを処理するのではなく、意外と大雑把な命令をぶんなげているようですね。


で、ここで千島学説を持ち出してくると、トンデモ扱いされそうなのですが。千島博士の主張のヒトツである、骨髄を造血器官として認めない(骨髄造血説には矛盾があり、造血器官は小腸の絨毛である)との主張。腸で血液が作られている、というヤツですね。ちょっと思い出しました。



もちろん、すべての病気は胃腸から!というわけではないのですが(なんか本のタイトルみてえだなあw)、これまで原因不明とされていた病気に光明が見出せるといいですなー。
そういえば、「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」ともいいますもんね。なんにせよ、僕らの「気持ち」なんかは意外と体の影響を受けているようです。