無菌飲料「カルピス」

「カルピス、群馬工場に第2無菌充填ライン増設 生産体制を構築」

http://news.nissyoku.co.jp/Contents/urn/newsml/nissyoku.co.jp/20140210/KUBO20140204013550081/1

カルピスは群馬工場のアセプティック(無菌充填)第2ラインを増設する。15年を最終年度とする第5次中期経営計画および15年以降の販売増に対応するため、中長期的な視点で生産体制の構築を行う。約45億円を投資し、4月の稼働開始を予定する。増設ラインは小型PETと大型PETボトルが生産できる汎用性ラインで、年間製造能力980万ケースとする。増設に伴い、大型PETラインを廃止する。これで同工場の製造能力は年間2110万ケースから2320万ケースとなる。

乳酸菌飲料を無菌充填したら意味ないやろっ!と脊髄反射してましたら、いや意味あんのよと指摘をいただいたのでblogにメモ。

http://www.meiji.co.jp/yogurt-forum/academy/mitsuoka_05.html

● カルシウムと乳酸が結合することで、カルシウムの吸収率が良くなります。
● タンパク質からは、乳酸発酵により牛乳の約4倍の必須アミノ酸ができて肝臓の疲労をとり、強くします。
● 豊富に含まれているビタミンA、B2は胃の粘膜の抵抗力を高め、修復する働きをします。
● ビタミンA、B1、B2、パントテン酸、ビオチン、コリンなどが含まれ、疲労回復や肌に潤いを与えます。
● バランスの良い栄養分と優れた消化吸収で、乳幼児や病気の人、お年寄りなどの栄養補給に最適です。
● 血液中のコレステロール値を下げる働きをします。
ラクトトリプチドなどが含まれていたヨーグルトは、高血圧を積極的に予防します。
● 乳酸菌の菌体自体が免疫力を高めます。
● 食物繊維と同様の働きをする乳酸菌の菌体成分が、腸内フローラのバランスを改善し、血糖値の急上昇を抑え、糖尿病の予防、治療に効果があります。
● 生きた乳酸菌自体が乳糖分解酵素を持ち、乳糖を分解するため、牛乳では腹痛や下痢を起こす体質の人も、ヨーグルトなら安全です。

このようなプロバイオティクスの効用は、じつは乳酸菌が死んでいても生きた菌と同様の効果があることも、最近の研究で明らかになっています。

まとめると、生きて腸に届こうが、死んで届こうが変わりないよ、と。
カルピスウォーターにどんだけ入ってるのかは知りませんが。まあ、ウォーターだしね。むしろ糖分怖い。


まあ、PETに生菌入れて常温流通したらそら爆発するよなあ。ビールもそうですね。
生(非加熱)ビールもそうでしたね。フィルタリングして乾燥粉末に加工しても、ビール酵母のサプリは整腸効果ありますしね。
で、ビールも非加熱(生)という表示が出来て、常温流通しても発酵しないという。もちろん極端な高温は風味に影響ありますから、温度管理はある程度されていますけど。


どんな山奥でもビール売ってたり、菓子パン売ってたり。日本の技術と物流、清潔への執念の勝利だなあ。