第6回有明海再生シンポジウム 『海遍路・有明海・森里川海をつなぐ九州講演会』  環境省 つなげよう支えよう森里川海プロジェクト九州ブロック推進志民会議


タイトルなっが!とぼやきつつも。
イベントのお知らせでございます。



申し込みはFBのページから、もしくはお電話で。
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第6回有明海再生シンポジウム

『海遍路・有明海・森里川海をつなぐ九州講演会』
 環境省 つなげよう支えよう森里川海プロジェクト九州ブロック推進志民会議

5月16日(土)14時より あめんぼセンター視聴覚室

主催   NPO法人SPERA森里海時代を拓く  NPO法人海遍路
協力   環境省 三井物産環境基金
     (社)場所文化フオーラム

場所 柳川市図書館あめんぼセンター視聴覚室場所 


 私たちは今大きな文明の岐路に立っています。このまま自然に寄り添わない暮らしや経済を続ける先に、続く世代の確かな未来はあるでしょうか。自然と共に生きる道の再生は、私たちの暮らし、経済、心の豊かさ(生きがい)などを、より持続循環的な方向に切り替え、命が大切にされる“生命文明”を拓く道でもあります。

ここ九州は豊かな自然に恵まれ、人が自然と共生する道を生み出す条件がそろっています。しかし、最も豊かな「宝の海」であった目の前の有明海は「ひん死」の状態にいたっています。この海を生きものが溢れ、子供たちが干潟遊びに興じる海に戻すことができれば、日本のみならず世界のモデルとなり、続く世代への最高の贈り物になります。

おりしも、人力のシ―カヤック有明海を海から見つめ直し、海に生きる人々の思いを見聞する「海遍路有明海」が実施されます。環境省は「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトを立ち上げ、国民運動的に全国に広げる道を具体化しました。それは、(社)場所文化フォーラムが地域の「志民」を束ねて、ローカルから日本を変える取り組みに結び付きました。森里海連環の世界そのものである有明海では、 NPO法人SPERA森里海・時代を拓くが「心の森づくり」を進めています。いまです。有明海を再生に向かわせるのは。
九州から、この国の未来を拓く“画期的”な講演会に是非ご参加ください。



【プログラム】
開会の挨拶・企画の趣旨説明  田中 克(NPO法人SPERA森里海・時代を拓く理事)

講演1 海と生きる子供たちの未来 八幡 暁 (海洋冒険家・ NPO法人海遍路副理事長)
講演2 環境省「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトのねらい   中井徳太郎
環境大臣官房審議官)
講演3 地域の志民を結び、地域が生きる経済を生み出す  吉澤保幸
((社)場所文化フォーラム名誉理事・ローカルサミット事務総長)

質疑と討論−会場との対話を軸に 司会 田中 克

閉会の挨拶 内山里美 (NPO法人SPERA森里海・時代を拓く理事長)

講師紹介
八幡 暁
1974年東京都生れ。現在石垣島在住。
大学時代より海に目覚め、野球、アメフトから転向。
素もぐり漁を八丈島ではじめ、大学卒業後は各地の漁師の仕事を見ながら、国内外をまわる。
シーカヤックという新しい足を得て、更なる海の可能性を広げ、『海とともに暮らす人々は、どのように生きているのか』をテーマにオーストラリアから日本にかける多島海域を舞台にした1万キロに及ぶ人力航海の旅「グレートシーマンプロジェクト」を2002年にスタート。世界初となる航海記録を複数持つ。2005年にはシーカヤックガイドサービスをオープン。既存の枠を越える価値を生み出し、ツアーガイドとしてもチャレンジを続けている。地球最高の冒険者(フアウスト)たちを讃えるFaust A.G. A wards2014を受賞する。

2011年からは学者らと共に日本の漁村を巡る「海遍路」を開始、3年かけてシーカヤックで四国を一周。
2014年5月には「海遍路・東北」で宮城県沿岸へ。
2015年5月は「海遍路・有明海」熊本、福岡、佐賀、長崎をめぐる



中井徳太郎
1962年生まれ。東京大学法学部卒業。
85年大蔵省入省。主計局主査(農林水産係)などを経験し、99年から2002年ま
富山県に出向。生活環境部長などを勤め、日本海学の確立・普及に携わる
02年財務省広報室長。04年東京大学医科学研究所教授。10年財務省主計官(農林水産省担当)。10年財務省主計官(農林水産省担当)。東日本大震災後の11年7月の異動で環境省に。会計課長、秘書課長を経て、現在、大臣官房審議官(総合環境政策局担当)



田中 克

30年以上にわたり有明海にしか生息しないエツ・アリアケヒメシラウオ・ヤマノカミ等の特産稚魚の生態とそれをえる筑後川河口域の仕組みを研究し続ける。我が国の自然的立地を特徴づける豊かな森と多様性に満ちた海、それらの不可分のつながりの仕組みの再生を目指す森里海連環学を、大学に籍を置いた現役時代には、科学の内なる統合化より、その後は科学の内と外
(社会)のつながりを図る取り組みを進めている。その柱を、我が国を代表する社会運動である「森は海の恋人」と 21世紀型の統合学問「森里海連環学」の連携に定め、そのモデルの創出に努めている。 2010年から「森里海連環による有明海再生シンポジュウム」を連続開催し、その中で生まれた有明海の漁師とのつながりから、干潟再生実験に取り組む。市民・漁師・研究者のつながりの中で生まれた NPO法人「 SPERA森里海・時代を拓く」の理事を務める。 2004年に気仙沼のカキ養殖漁師畠山重篤氏を京大フィールド研の社会連携教授に招聘し、森里海の理念の普及と統合学問の深化に努める。 2011年 3月に発生した東日本大震災が沿岸生態系に及ぼした影響と回復の過程を調べる「気仙沼舞根湾調査」を組織し、 4年目に入る継続調査を進めている。これら一連の研究と社会的取り組みが評価されて、(社)全国日本学士会より 2013年度アカデミア賞(文化・社会部門)を授与された。


吉澤保幸
1955年新潟県上越市生れ。1978年東大法卒、その後日本銀行での20年の勤務を経て、
2001年2月〜ぴあ(株)役員、現在同社取締役(管理担当役員CCO)。MBA、税理士。
(一社)場所文化フォーラム名誉理事。「にっぽんの…」大店長。ローカルサミット事務総長。(一社)低炭素社会促進協会代表理事。(一社)グリーンファイナンス推進機構監事。
NPO法人ものづくり生命文明機構常任幹事。NPO法人健康医療開発機構理事。緑の分権改革アドバイザー。南砺市政策参与。上野村産業情報センターアドバイザー。

著書:「グローバル化の終わり、ローカルからのはじまり」(2012年、経済界)企業経営や税理士業務に関わる一方で、場所文化フォーラムやものづくり生命文明機構等を中心に、これまでの金融経験等を活かし、地域金融機関とも連携しつつ、地域活性化のための新たな「志あるビジネス・金融モデル」や「ローカルファイナンス論」の具体化を図ると共に、東京・丸の内・国際ビルにある場所文化厨房「にっぽんの…」を交流拠点に、更に「ローカルサミット」の毎年開催等を通じて全国の地域活性化活動の連携等に注力している。また同時に、環境省の提唱する「環境・生命文明社会」の構築に向けた連携を図っている。

問い合わせ  NPO法人SPERA森里海・時代を拓く 0944722424