沖端川と、筑後川 漁港比べ


沖の端近辺の漁港の風景。


これ、満潮で夕焼けだと絵になるだろうなあ。
実際、映画やドラマのロケなどがちょくちょくあるそうです。


こちらは筑後川の大川付近。川幅に注目していただいたいんです。ほぼ同じ時間帯ですが、沖の端は川の中央にちらっと水が流れている程度で、船が完全に座って(着床して)しまっています。こうなると、船は漁港に出入りできません。
対して大川側は、干潮時川岸の船は座ってしまうものの、河の中央部分では写真のとおり船が行き来できるだけどの流量があります。もうちょっと上までいくと、川岸まで十分に寄れます。下流のほうでも、河の中心部にブイを置きそこに繋留しておけばある程度自由に船を出す/戻ってくることが可能です。
その代わり、といってはなんですが海苔網を張り込んでいる場所まで30分ほどかかります。
ちょっとした差に思えますが、実際は作業の手順、手際などに影響してくるそう。


同じ有明に注ぐ川でも、こうまでちがうものか、とちょっとびっくり。


ちょうど漁港の話題がでたところで。

有明海に巨大なペン先? 350mの不思議な防波堤
http://www.asahi.com/national/update/1005/SEB201010050039.html


上空から見ると、巨大な万年筆のペン先のようだ。「新有明漁港」の整備工事が、佐賀県白石町の只江(ただえ)川河口部で進められている。河口からの延長線上に約350メートルの防波堤が2本延びる。潮の干満差が国内一といわれる有明海から干潟の泥が浸入しないように工夫を凝らした結果、このユニークな形となった。

 白石町役場によると、防波堤の内側部分は幅約13メートルで、車の乗り入れが容易な造りとなっている。9月中旬からのノリ網の張り込み作業にも使われ、「船の近くまで車で道具を運べる」と漁民の評判は上々だという。

 新漁港の着工は2002年度で、09年度までの事業費は約37億7千万円。今後、漁船の保管施設などを整備し、16年度にすべての施設が完成する予定だ。(長沢豊)


なんぞ、宇宙港みたくなっておりますが。かっちょええのう。
これ、奥に水門が見えておもしろいなあ。一度実物見に行こうっと。


海と川と土をつなぐクリーク 〜佐賀平野を養う水利用 宮地米蔵
http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_32/no32_f01.html

この辺であらかじめ知識をあれこれ仕入れておくと、よりこの港も面白い・・・かな?