長崎県平戸市沖の巻き網漁船「第11大栄丸」沈没

まあ、世間ではSMAP一色になってる気も。

沈没漁船の海中調査終了 長崎、引き揚げ可否を判断

http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009042401000582.html

 長崎県平戸市沖で巻き網漁船「第11大栄丸」が沈没、12人が行方不明になっている事故で、船体引き揚げと船内捜索の可能性を探る民間専門会社「日本サルヴェージ」の海中調査が24日午後、終了した。約1週間かけて作業の可否を判断するという。

 同社の調査船が22日から現場海域に入り、水中カメラで深さ80数メートルに沈んだ同船の状況を断続的に計3時間撮影。この映像から、同社門司支店(北九州市)で海底との接地状況や潮流などのデータを解析する。

 一方、第11大栄丸を所有する大栄水産の本川広義社長は記者会見し、石破茂農相が国による引き揚げは不可能との認識を示したことに「残念だが、引き揚げたいとの思いは変わらない」と強調。ただ、費用を負担できるかについては「分からない」と述べた。

 捜索の打ち切りに関し、現地合同対策本部の山浦与志治本部長は「今のところ、そういう話は出ていない」と語った。

なんとなーく、ああ、引き上げの費用を国費から出すのは難しいよねえ、くらいしかぼんやり思ってなかったんですけど。

食卓の向こう側プラス経由で捕捉
http://www.nishinippon.co.jp/webclub/shokuplus/index.shtml


生幸丸航海日誌 〜漁村生まれ・ ''TETORA−POT''育ち・ 長靴の奴等だいたい友達!!

http://blogs.yahoo.co.jp/kanezakitorahuku/MYBLOG/yblog.html

事故当時、波の高さは3メートル。この波高、「巻き網漁船」なら、かなり危険だと認識します。おそらく、出航か欠航かの決断はギリギリだったのではと思います。


しかし、なぜ、出航しなければならなかったのか。
そこを皆さんに考えてほしいです。


その背景に何があったのかを。


巻き網漁は大規模漁が多く、漁業者を大勢雇用してくれる事や、巻き網漁が地元漁協組合などの水揚げの大半を占めている事が多々で、地方の基盤になっている事が多く、組合や2次産業〜にとっては無くてはならない存在でもあります。



そして今、巻き網船はかなりの危機的状況にあります。そのスタイルが大規模であるがゆえ、人員確保や経費等にかなりのコストがかかるからです。魚価の低迷、温暖化、海洋資源の枯渇。一番に響いてくるのがこの大規模漁です。


そして、船頭、乗組員共に生活する為、必死だったのではないでしょうか。
この危機的状況を乗り越えようと・・・
乗組員に少しでも楽をさせようと・・・


時化でも出航しなければならない状況がそこにはあり、出航を決断したのではと思います。


はっとしました。船が出なくても、かかる経費はかかっていきます。
原油高(ガソリンは落ち着いたけど、軽油重油はそんなに下がって無いですよ)、漁獲高減、安い輸入品…。下がる一方の魚価…。


私達消費者は、小売店で選ぶだけなんですけどね。

よかったら、元記事よんでみてください。


http://n-seikei.jp/2009/04/post-45.html
ま、ちょっと飛ばしギミの記事ですが。
しかし、こういうのって、ダレがどういう意図で書いてるのかなあ。