内科医がたどり着いた、口から始まる健康


西日本新聞の佐藤さんからお知らせ。これは、結構早く埋まる予感。
以下、転載です。



内科医がたどり着いた、口から始まる健康

口は、命の入り口であると同時に、病気の入り口でもあります。口と鼻を清潔に保つことが、健康な体作りへの第一歩です。みらいクリニックは、「ベロと足指を伸ばして元気になる」を旗印に、診療に当たっています。ではなぜ、ベロを伸ばすことが健康につながっていくのでしょうか。


多くの方を診察・治療していくと、難病の人に多い特徴に気がつきます。既往歴として、鼻が悪い、盲腸の手術をしたことがあるなどです。一見、難病とどのような関係があるのかと思うでしょうが、例えば、盲腸についていうと、一般の方が盲腸にかかる割合は、約7%(15人に1人)なのですが、当院を受診される難病の方に限ると、約30%(3人に1人)と激増します。つまり、ヒトには病気をしやすい体というのがあるのです。


ではこのような体にならないために、私たちはなにが出来るのでしょうか。そのことを問い続けていくと、口呼吸の問題に突き当たります。人間は、他の動物(DNAが人間とほとんど同じのチンパンジーであっても)と違って、口で呼吸をすることが出来ます。「そんなの当たり前だよ」と思う人もいるでしょうが、動物は、口で息が出来ないのです。冬、競走馬が全力で走った後を観察してみて下さい。人間だと、口でハァハァと息する状態にもかかわらず、鼻から息が吹き出しているはずです。


実は、赤ちゃんも口で息をすることが出来ません。だから赤ちゃんは、おっぱいを吸いながら息継ぎをすることがありません。口呼吸は、人間が、しゃべることが出来るようになったことと引き替えに、病気を呼び込みやすくなってしまうという危険を引き込んでしまったことによって起こるのです


口から入った汚れた空気は、鼻毛や鼻粘膜で、加湿されたり汚れを吸着されたりすることなく、肺に届きます。このことがさまざまな病気を引き起こしていることが分かってきたのです。さらに、口の中が乾燥して、虫歯が出来やすくなったり、ものが飲み込みにくくなったりします。口は、ご飯を食べる器官であって、息をするものではありません。この原則が破られてしまうために、病気が発生します。


これらのことが理解できれば、病気に対する治療法が変わります。みらいクリニックでは、「あいうべ体操」という簡単な口と舌の体操を通して、これまでアトピー性皮膚炎、気管支喘息、関節リウマチなどいろいろな病気を治療してきました。


命の入り口である口をキレイにして、動物本来の鼻呼吸に戻していくこと。それが病気の治療の秘訣です。そうすると、あまり薬を使わなくても、体は良くなっていきます。内科医が、どうしても薬を使いたくないという思いで努力した結果、たどり着いたのは、なんと「口をキレイにすること」でした。
そんな大切な内容を、小さい子にも分かりやすく講演会では、お伝えしていきます。 


  • 日 時 

6月26日(土)14時〜17時(開場13時半)

  • 場 所 

福岡県歯科医師会館(福岡市中央区大名1−12−43)


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  • 参加費 

一般1000円、学生500円、高校生以下無料(参加費には、ブックレット代含む。無料参加者にはありません)

  • 出 演 

今井一彰(みらいクリニック院長、内科医)
山口知世(金丸歯科医院、歯科医師
※先着 400人

  • 申込はファクスまたはメールで、西日本新聞出版部:食卓の向こう側セミナー係まで、住所・氏名・年齢・電話番号をご記入の上お申し込みください

syuppan@nishinippon.co.jp
FAX 092(711)8120
●問い合わせは食卓取材班・佐藤へ
092(711)5266

主催:西日本新聞社
「食卓の向こう側」取材班
    &
「食育と家族支援研究所」