さて、正直なところの感想は?

皮がついてると、「動物」でありナマなカンジなんですが、剥いでしまうと「食べ物」なんだなあ、というところ。
片隅に皮がおいてあったのですが、どうも抜け殻っぽくカンジで。正直、まじまじと観察はしづらかったです。


「食べられなくなるっちゃない?」と最初いってたんですが、馬が気絶して放血して、という段階では「うっ!」と思ったのは事実なんですよね。
でも、関節をはずしだしたあたりから「肉だねえ」とか「これ、どこの部位ですか?」と質問も出だし、これが草止めよ〜、とかなかなか一般の居酒屋では出ない部位を見せていただきました。食べるって事、追求していくことってのは、業の深いことだこと(苦笑)


屠畜場がレトロな雰囲気だったのも良かったのかなあ。自称「日本一小さな屠畜場」とのことでしたが、あにはからんや
以前は毎日数頭解体していたそうですが、今では週に三回程度。
ただ、設備こそ昔のままですが、技術はありますよ!と。福岡県下ではたしか5軒ほど、全国では民間、公営含めて100軒ほどの屠畜場がありますが、生食用レバーの加工許可を持っているのは

新潟市食肉センター(新潟市
佐久広域食肉流通センター(長野県)
県南食肉センター協同組合(福岡県)
うきは市営と畜場(福岡県)
千興ファーム食肉センター(熊本県、※馬のみ)
熊本市食肉センター(熊本市
(平成19年時点)

衛生管理の技術に関してはご安心ください、とのこと。


世界屠畜紀行

世界屠畜紀行


同行してくれた「笑喜屋たけし」のたけし君もblogに書いております。よかったらご一読を。

「肉を喰うにあたって。※注 読んでたら途中具合悪くなるかもしれないので要注意。」
http://ameblo.jp/syoukiya-takeshi/entry-10650455899.html

また、忙しい中、オガワ機工の伊藤慎二統括にもお付き合いいただきました。よいきっかけをくれて、ありがとう。また飲みましょう。
http://www.ogawakiko.com/message.html


いつも、この「現場」シリーズは「生産の現場」とタイトルをつけるんですが、今回は「命の現場」ということで。
野菜は「生産」でしっくりくるんだけど、じゃあ魚は?果樹は?海苔は?
まだまだ食と命をめぐる旅は続きます。