TPPで米の価格がどうなる!?

先日、寄り合いでも話題になっていたんですが。

米価が高い?ならば新聞代は?〜「毎日社説」にムカムカしてたまらない
         「山形の百姓」 菅野芳秀
http://www.labornetjp.org/news/2015/1011kanno

実際のところ、今年の米価も暴落の中にある。仮渡金とはいえ、今年は1俵/60kgあたり10,000円。昨年は8,500円だった。おそらく最終価格に各種補助金が加わっても1,000〜1,500円前後が上がるだけ。これではほとんど、「農家は死んでしまえ」という価格だ。

 他方、農水省はH25年の一俵あたりの生産費を15,229円と発表した。これが原価だ。今年もほとんど変わらないだろう。コメを1俵売るごとにその差額分が赤字となっていく。


ちょうど二十四節季 初候「寒露」。ぐっと冷え込んできました。やがて水面は鴨のにぎわい…七十二候「鴻雁来(こうがんきたる)」先日の常総での水害でもいわれてましたが、水田には米を生産するだけでなく、冬季に限りませんが生物多様性への担保、中山間地における小さなダムの機能、平野部では水害時における貯水機能、天然の空冷機能などなど、多面的な機能があります。


けっして、お金だけでは無い。そういうところをどう評価していくのか。
ある試算によると、成人が一日一合日本酒を飲めば水田はすべて活用可能だとか。岩国の地酒「獺祭」の影響で山田錦が足りない、との報道もありました。


一方で、普通の食料米を「飼料米」として販売すると補助金がしっかりついてですね・・・、というしょうもない話もあったりして。いや、施策なんでしょうけど。それにたかるってのもなあ、という。


あまりまとまらん話ではありますが。先日とあるところで食べた米があまりにもあまりにもひどい味だったもので、なんだかなあ、という感想も含めて。