フランス、スーパーでの食料廃棄を法律で禁止


数字がなかなかおもしろかったのでメモがわりに紹介。

http://theplatnews.com/p=931


延べ床面積400平方メートルを超える店舗が対象、と。120坪くらいですから平均的なコンビニの3〜4倍くらいですね。
で、NPO、慈善団体との契約が義務付けられます。これを行わなければ、最高7万5000ユーロ(約975万円)の罰金。契約の内容はフードバンクへの寄付、ではないのかな。人の食用に適さなくなった売れ残り食品については、家畜の餌や堆肥として転用しなければならない。こうした法律は世界初となる、とありますねえ。


あ、これもしかして、すべての日付切れ食品は廃棄が禁止、フードバンクもしくはリサイクルへ、と。で400平米超えは、契約義務付け、と。そういうことか?



うちも野菜のロスや賞味期限切れ食品ってのは出るわけで。よくある誤解で、お店のもの食べ放題なんでしょ!ってのがありますが、そういうのもきちんと払っております。いわゆる「
みなし課税」というやつですね。こんくらいでてるでしょー、もってかえってるでしょー、売り上げにしときますね、と。


とかまあ、いろんな事情がありまして。なかなか寄付だとか慈善団体、個人でがんばってある方に寄付、などというのが難しいところであります。寄付した、廃棄処理依頼した先が横流し、なんてのがありますし、そこがそもそもどういう背景の方々か、というのも個人商店としては見えづらいところです。


「花屋の仕事は、花を捨てること。八百屋の仕事は野菜を捨てること」なんて茶化した言い方もあったり。そういや、ちいさな堆肥製造機買ったこともありましたねえ。臭いが大変で、ご近所様に迷惑かけたおしました。いまは、いいやつできてんのかなあ。




以下、数字のメモ。

フランスでは、毎年約2200万トンの食料が廃棄されており、そのうち本来食べられるのに廃棄されている「食品ロス」は約710万トン。67%が一般家庭、15%がレストラン、11%が小売店で廃棄される。


日本では年間約1700万トンの食料が廃棄されており、そのうち「食品ロス」は年間約500万〜800万トンにものぼる(平成22年度農林水産省調べ)。一般家庭で廃棄される量(食品ロス)は200万〜400万トンで、約半数を占める(えらくばらつきあるなあ)
この年間約500万〜800万トンという量は、世界全体の食料援助量の約2倍で、日本のコメ収穫量約850万トン(2012年度)とほぼ同じである。