野菜市場が高止まり

生産者にとっては、いいのか悪いのかわかりませんが。

神戸新聞より
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00046679sg200602111400.shtml

第一週(四―六日、全国平均)は葉物野菜の高騰が目立ち、平年(過去五カ年の一月調査の平均)と比べると、キャベツが九十七円(54%)高の二百七十五円、ネギは三百十四円(42%)高の千六十三円、ホウレンソウが二百六十五円(40%)高の九百三十四円。アジは十二円(9%)高の百四十五円だった。

 調査は全国の小売店四百七十店で生鮮野菜(一キログラム)と魚介(百グラム)の計十一品目の小売価格を調べ、消費者に迅速に情報提供するのが目的。

 兵庫県内でも野菜類が高騰。神果神戸青果によると一月五―十日の平均でキャベツはキロ当たり百九十一円(昨年一月比57・8%高)、青ネギは千二百六十四円(同2・1倍)、ホウレンソウ六百七十八円(同51%高)、レタス四百五十三円(同2・3倍)などと高騰している。

京都新聞では
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006011200045&genre=K1&area=K10

京都生活協同組合京都市南区)の店舗では、レタス1玉が398円、みず菜1袋が200円と値段が平年の倍となっている。食品スーパー「フレスコ」を運営するハートフレンド(中京区)も、仕入れ減少で多くの野菜が高値となっており、「シメジやエノキまで上がり、鍋シーズンなのに消費者が買い求めにくい状況」(青果部)と買い控えを懸念する。

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京都府によると、大雪の影響で京丹後市をはじめ府北部で250件を超えるビニールハウスの倒壊や一部破損が報告されており、春先の作物生産に影響が出るおそれも出ている。

スーパーや飲食店の声もいいけれど、一般紙には生産者の声は乗らないんですよね。乗せても読者の共感が得られない、と思っているのか、それとも別な理由でもあるんでしょうか。

この冬、一番厳しいのはイチゴ農家さんではなかろうか、と思います。なんせ、この時期に出荷しているところは重油をビニールハウスの中で焚いていますから。原油高、そして雪でハウス倒壊とかなったら最悪。まあ、九州程度の雪では、ハウスは潰れないでしょうけど。潰れるのはせいぜい葉物にかぶせる透明の奴くらい。燃料費が前年比で3倍ってどこかで見かけたけど、ソース出せず。そもそも、クリスマスにイチゴの乗ったケーキを食べる風習って、どっからきたのでしょうか?あの時期のイチゴって、通常相当の農薬を掛けます。生クリームが腐ってもイチゴは大丈夫!ってな勢いです。

そういや、キノコ業界って、不思議な習慣、というほどでもないんですけど、需要期である冬に値上がりしてくるんですよね。普通売れたら値段は下がるもんなんでしょうけど。大手のホ○トなんかがそういう価格政策なんで、中小地場のキノコ屋さんも追随している、と。まあ、値上がりといっても知れてますけど。

1月中はこの調子でしょう。出荷量自体が減っていますし、この時期に植え付け、種まきする春野菜にも少し影響が出るかと思われます。逆に2月以降が暖いっぽいんですよねえ。白菜が消えるのがはやいかな?