平戸、根獅子(ねしこ)浜の塩炊き屋 今井さんを訪ねる

平戸、根獅子浜の「塩炊き屋」サンにお邪魔してきました。


前の浜から、大潮のときにくみ上げた海水を循環、天日で濃縮していきます。
1/7ほどになったところで、鉄の平釜で、薪炊きで煮詰めていきます。



塩を最後に煮詰めていく過程で、鉄の平釜に沈殿、堆積するミネラルの層。主にカルシウムなどなんだけど、地層みたいです。


こちらは、濃縮した海水を焼き物のポットに入れて、天日乾燥させている天日塩。
季節によって塩の結晶のスピードが違うので、まったく違った味になるそうです。


お値段も、良心的。


ちょっと行こうか、というには遠いところですが。ぜひ。



今回、ご案内いただいたのは奥様。二年ほどまえ、一度お伺いした折にご主人の今井弥彦さん(上の写真です)にお話を伺う機会があったのですが、長野県の松本のお生まれであること、京都で野菜の引き売りをしていたこと、そして林業に関わったこと、そして海に出会い、天草で塩作りを学んだこと、などなどいろいろ教えていただきました。浜ってのは海水を浄化する機能があるから、ちょっと人間が遊んだくらいでは影響ないよー、と浜を案内していただきました。


塩を知ることは、浜を知ること。
浜を知ることは、海を知ること。
海を知ることは、地球を知ること。


食べ物を学ぶことは、すべてに繋がっていると感じます。