春雨に関する小さなメモ

春雨といっても、原料によって使い向けが変わってきますね。


オーサワジャパン扱いの「緑豆春雨」

その名の通り、緑豆のでんぷんから作られます。煮とけづらいので、すき焼き、太平燕、サラダ向け。あまり出汁を吸わないのよね。膨らみづらくもありますんで、調理しても綺麗です。


ムソーの春雨。

国産馬鈴薯澱粉(要はじゃがいもでんぷんです)と、サツマイモ澱粉。やや淡い墨色。普通、煮崩れ防止のためにミョウバンを添加するんですが、これはしませんよ、と。ウニなんかにも使いますよね>ミョウバン
まあ、崩れるといっても知れておりますんで、サラダや戻して炒め物なんかにも。



キムチでお世話になっているところから取り寄せた「ソウル春雨」


でけえ。500gって。緑豆はるさめも、ムソーのはるさめも100gなのに。5ばーい。こんなに食えるかああ。いや、カンブツなんで、一度に食べなくてもいいんですけど。
原材料はさつまいも澱粉。書いてないけど、たぶんミョウバンはいってるなあ。先日の韓国料理のときに、チャプチェがメニューにあったんですが、つるん、とした食感。糸こんにゃく?


原材料べつに分けて、使い向けを書いてみました。一度、裏側の表示を見てみると面白いですよ。価格のためにコーンスターチを使っていたり、でみょうばんで固めちゃえー、と。でも、食品添加物として添加できる量にも限りがありますし、使いすぎると独特の苦味がでますんで、どうしてもぐずぐずに煮とけてしまいます。食品を加工する側の苦労(事情?)が見え隠れしますね。



ちなみに、同じ麺類でもっと馴染みのあるのは「ビーフン」
こちらは米粉からつくります。うるち米。こっちも軽くもどして使いますね。野菜炒めの上にのっけて、蓋しておけば、野菜からの水分で結構もどったり。